菊芋の成分イヌリンの効能を調べるため、医師が女性モニターで検証したところ、薬でもなかなか下がりにくいと言われる中性脂肪の数値が、わずか5日間で13も下がりました。

 

それが「家庭の医学」で紹介され、菊芋の人気が一気に急上昇。

 

菊芋の成分イヌリンは、血糖値の上昇を抑える「天然のインスリン」と呼ばれたり、腸内環境をよくする野菜として「ためしてガッテン」などいろいろテレビで以前から紹介されていて、徐々に知られるようになっていました。

 

菊芋の成分イヌリンは、海外では、20年以上前から研究されていて、水溶性食物繊維といえば「イヌリン」というほどメジャーな存在なんです。

 

摂りすぎると危険な成分もあったんで、菊芋の効能と副作用や、成分別にも詳しく紹介していきますネ。

目次

菊芋の副作用

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菊芋摂取の副作用ですが、イヌリンにアレルギーのある人は反応がでる可能性がありますので、心配な人は食べる前にアレルギー検査をしましょう。

 

※菊芋の危険性は示唆されていませんが、「イヌリン」は、アレルギーが起きる可能性があり、イヌリンを含む食品を食べて「アナフィラキシー症状」が発生した例があります。(国立栄養研究所のデータより)

 

菊芋は、イヌリンを含んでいるので、食物アレルギーを持っている人は、要注意です。

 

 

「アナフィラキシーショック」とは

原因となるものを食べる、触る、吸い込む、注入などによって体の中に入ったときに、突然、急激に進む全身に起こるアレルギー反応のことで、その中でも血圧が低下して意識が混濁し、脱力するようなショック状態に陥る場合をアナフィラキシーショックと呼ばれています。

イヌリンは水溶性食物繊維ですが、過剰摂取すると、腹部膨満感や腸内にガスがたまったり出やすくなる、また、下痢になることもあります。

 

下痢になると栄養の吸収ができず、脱水症状になることもありますネ。

 

イヌリンの中性脂肪を減らす働きは、ざっくりと言えば、糖質など栄養の吸収率を下げることなので、肥満気味の人は心配ないですが、栄養不良の状態の人は、長期的な摂取には注意しましょう。

 

 

イヌリン摂取量は、「1日8~14gを8週間までは安全」(国立栄養研究所のデータより)とされているので、イヌリンの摂取量は、1日10グラム程度までがいいですネ。

 

イヌリン10gは、生のキクイモでは約50g、乾燥キクイモでは約20gくらいに相当します。

 

 

菊芋は、副作用に注意して少量から摂取し除々に慣らしていくのが良いですが、イヌリンは健康のサポート成分として、偏らずバランスの良い食生活を心がけましょう。

 

 

菊芋の効能

菊芋の成分であるイヌリンの効能ですが、中性脂肪を減らす働きがあります。

 

中性脂肪が多いと、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の危険因子となりますので、菊芋の成分イヌリンの働きは、「心筋梗塞・脳梗塞」の予防になります。

 

 

さらに菊芋の成分であるイヌリンは、糖質を包み込み小腸で吸収されにくくなるので、血糖値の急上昇を緩やかにし、糖尿病の人には天然のインスリンといえます。

 

 

イヌリンは、腸内で善玉菌だけのエサになるので、腸内環境がよくなることで、大腸がんの予防や便秘の解消にも期待できるのです。

 

天然の成分のイヌリンは、便秘の妊婦さんも安心して摂ることができます。

大腸内の炎症が抑えられたり、大腸内のガン細胞の増殖を抑えたなど、マウス実験での報告もあります。

 

 

イヌリンは水分を含むことでゲル化し、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にしてくれるので、便秘症にも期待できます。

 

 

イヌリンは、糖質を包み小腸で吸収されにくくなり、その結果、長期的に見ればダイエット効果も期待できます。

 

 

イヌリンは中性脂肪を減らす働き

中性脂肪が高いリスクとして、メタボリックシンドローム、生活習慣病がありますが、中性脂肪が高いなど、脂質異常症がベースにある人は、認知症の発症率が高いという研究結果が出ているんですって。

 

 

菊芋の成分イヌリンの中性脂肪を減らす効能は、心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化性疾患・高血圧・糖尿病・脂質異常症・認知症などに期待できるわけですネ。

 

 

中性脂肪が多いとかかりやすい病気

1.脂質異常症(以前の名称は「高脂血症」)

  ↓

2.動脈硬化

 

体内には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸という4つの脂質が存在しています。

 

  • 食事で摂る脂肪分のほとんどは、中性脂肪の形をしています。
  • 日本人は1日約50~100gの中性脂肪を食事から摂っています。
  • 摂った中性脂肪は小腸で吸収され血液の中に入っていきます。
  • 血液中でエネルギー源の運搬や貯蔵、臓器や組織の維持に重要な働きをしたあとに、肝臓や脂肪組織の中に貯蓄されます。

 

 

皮下脂肪の大部分はこの中性脂肪なんです。

 

脂質異常症(中性脂肪(TG)値が高い場合)

血液中の中性脂肪やコレステロールが必要以上に増えすぎた病気が脂質異常症。

 

中性脂肪の基準値30~149mg/dl

 

診断基準は下記です。

 

このうち1つでも当てはまれば、脂質異常症(高脂血症)で、「中性脂肪値」が高い場合は、「高トリグリセライド血症」と呼ばれます。

 

  • 中性脂肪値       150mg/dl以上
  • LDLコレステロール値   140mg/dl以上
  • HDLコレステロール値   40mg/dl未満
  • 総コレステロール値    140~199 mg/dl

 

 

中性脂肪が気になる方、ぜひこちらの記事をご覧くださいネ。

キクイモのイヌリンは中性脂肪を減らす!5日で152が139に!

 

 

動脈硬化の予防

 

 

動脈硬化とは、老化や余分なコレステロールのため、動脈が硬く、狭く、もろくなる病気なんです。

 

中性脂肪が直接、動脈硬化にするのではないですが、中性脂肪が動脈硬化の症状を加速します。

 

その理由ですが、中性脂肪が高いままだと、善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やしてしまい血液がドロドロの状態になってしまいます。

 

 

そのため、プラークという劣化脂質の塊(かたまり)や血栓が血管内にできたり、血液の流れが悪くなります。

 

菊芋に多く含まれている成分のイヌリンは、この厄介な中性脂肪を減らす働きがあるので、動脈硬化の予防なるわけです。

 

 

筋梗塞と狭心症の予防

 

心筋梗塞は動脈硬化や高血圧が原因で、血管内壁に溜まったコブ(劣化脂質の塊)が壊れ血栓が生じて、その部分より先の心筋に酸素が供給されなくなる(血流が止まる)ことです。

 

 

動脈硬化により、心臓の動脈が狭くなり、血液が通りにくくなってしまうのが狭心症で、血栓が詰まり完全にふさがれて血液が流れなくなってしまうと心筋梗塞になります。

 

菊芋に最も多く含まれる成分イヌリンは、中性脂肪を減らす働きがあり、それが動脈硬化の予防になり、結果として狭心症や心筋梗塞の予防にもなるわけです。

 

 

脳梗塞の予防

 

脳梗塞は動脈硬化が進むことで、血栓などができて血液の流れが悪くなり、脳の組織や細胞が死んでしまい、神経麻痺などの症状が出る病気です。

 

 

脳梗塞も元々の原因が動脈硬化ですから、動脈硬化を防ぐためには、動脈硬化を進行させてしまう中性脂肪を減らすことがよいのです。

 

そのために、イヌリンの働きを利用することは良い方法といえますネ。

 

 

糖尿病の予防(急激な血糖値の上昇を抑制)

 

 

菊芋に含まれている成分イヌリンは、水溶性食物繊維の一種で水に溶けやすく、水分と混ざるとゲル状になり糖質を包み込み、小腸で吸収されにくくなります。

 

 

なので、糖質のとり過ぎを抑えることになり、中性脂肪が増えることも抑制するわけです。

 

 

小腸に残ってしまい吸収される糖質もありますが、ゲル状になったイヌリンに包まれているため、ゆっくりと吸収されるので、食後の急激な血糖値の変動も防いでくれるんです。

 

 

糖尿病の方だけでなく、血糖値は誰もが気にされていると思います。

 

菊芋の成分イヌリンは、血糖値の上昇を防ぐ働きがあるので「天然のインスリン」とも言われているんですよ。

 

 

『菊芋(キクイモ)』テレビの「名医のTHE太鼓判」で、2018年12月3日に紹介されましたよ!

 

テレビでは歌手や俳優で知られる嶋大輔さんが、血糖値スパイクが起きていたのですが、菊芋の料理を10日間食べ続けることで、空腹時血糖値が10日目には110から83になり、食後血糖値も180から112の正常値になりました!

 

 

「菊芋の成分イヌリンの凄さに全国のテレビを見た方が驚かれたと思います。」

 

ただ、生の菊芋は生産地の近辺で消費されてしまい、まだ全国のスーパーでいつでも買えませんので通販がおすすめ。

 

 

 

 

毎日食べるには、「菊芋パウダー」「菊芋チップス」「菊芋サプリメント」を通販がおすすめ。

 

イヌリン』は他の野菜からも摂ることはできます。

 

こちらはサトウキビから抽出した高純度のイヌリンです。

【機能性表示食品】高純度・水溶性食物繊維・イヌリン

 

 

菊芋パウダー

 

 

 

菊芋チップス

 

 

 

菊芋粒タイプ

 

 

 

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大腸がんの予防(腸内環境の改善)

 

イヌリンに包まれた糖質が大腸に運ばれると、腸内細菌のエサになるのですが、なんと、イヌリンは悪玉菌のエサにはならず、善玉菌だけのエサになります。

 

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が増えることで、腸内環境がよくなっちゃいます。

 

 

便秘の改善(腸の蠕動運動の活発化)

 

イヌリンは水分と混ざるとゲル状になり、糖質やほかの食物を吸着して大きくなり、腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にし、腸内にたまった便を押し出す働きをします。

 

 

「菊芋の効能って素晴らしいですネ!」

 

だって、中性脂肪を減らしてくれて、血糖値の急上昇も抑え、腸内環境も改善して、心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化性疾患・高血圧・糖尿病・脂質異常症・認知症などに期待できて、便通をよくしてくれ、ダイエットにもいいのですから。

 

 

『あなたは、隠れ脂肪肝の心配はありませんか?』

 

くわしくはこちらの記事で確認してくださいネ。

隠れ脂肪肝にスクワットと運動を医師が推奨!大豆製品とコーヒーも

 

 

「イモ」は「太る!」ってイメージがありますが、菊芋はキク科の植物で生姜にそっくり。

 

 

イモと言う名がついていますが、ジャガイモのようなイモ類と違って、糖質(でんぷん)をほとんど含んでいなくて、水溶性食物繊維のイヌリンを豊富に含んでいるんです。

 

イヌリンは、低カロリーの糖質で、脂肪をため込みにくい体質を作ってくれますから、長期的に摂取していけば、健康的でリバウンドしないダイエットにも最適なんですよ。

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菊芋の成分

 

 

菊芋の成分はいろいろありますが、主な栄養素がこちらです。

 

菊芋の主な成分

  • イヌリン
  • ビタミン類(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE)
  • ミネラル類(カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、ナトリウム等)
  • ポリフェノール
  • サポニン
  • 亜鉛
  • セレン

菊芋の各種ミネラル含有量

菊芋100グラム中のミネラル含有量がこちらです。

  • ナトリウム (1 mg)
  • カリウム (610 mg)
  • カルシウム (14 mg)
  • マグネシウム(16 mg)
  • リン (66 mg)
  • 鉄分 (0.3 mg)
  • 亜鉛 (0.3 mg)
  • 銅 (0.17 mg)

 

菊芋の各種成分別の効能

 

それぞれの成分別に効能を詳しく見てみましょう。

 

菊芋成分イヌリンの効能

 

前述しましたイヌリンの効能をまとめると下記です。

 

  • 中性脂肪を減らす糖の吸収を抑制し急な血糖値の上昇を抑制
  • 腸内環境を整える(善玉菌だけのエサになる)
  • 便通の促進

ビタミンB群の効能

 

多種含まれているビタミンB群の効能は、疲労回復・成長促進・エネルギー生成などです。

ビタミンCの効能

皮ふや粘膜の健康維持に役立ち、いろんなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。

 

抗酸化作用や有害な活性酸素から体を守る働きがあり、動脈硬化や心疾患の予防に期待できます。

ビタミンEの効能

 

抗酸化作用で体内の脂質の酸化を防ぐ働きがありますので、体内の細胞膜の酸化による老化や、血液中のLDLコレステロールの酸化による動脈硬化など、生活習慣病や老化を予防することが期待できます。

 

ポリフェノールの効能

 

抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用や、動脈硬化などの生活習慣病の予防や脂肪燃焼に役立ちます。

 

サポニンの効能

 

抗酸化作用があり活性酸素を除去し、脂肪の酸化を防ぎますので、動脈硬化を予防し、心筋梗塞や脳梗塞などの予防に役立ちます。

 

免疫力をアップする働きもあり、インフルエンザや風邪の予防になります。

 

 

体内でインスリンと似たような働きをし、血流を良くし、血液をサラサラにすることで血糖値を下げる働きをします。

 

脂肪燃焼を早める働きで肥満予防になりますネ。

 

※「インスリン」とは、すい臓から分泌されるホルモンで、血液中の血糖の濃度を調節する働きがあります。インスリンの分泌が低下すると血糖値を下げることができなくなり、糖尿病の危険性が高まります。

 

コレステロール値を抑える働きや、ブドウ糖の摂取を抑えるため血糖値の上昇を抑えます。

 

腸内の善玉菌である乳酸菌を増やし、便秘・下痢を改善します。

 

腸内環境を整え、栄養の吸収を促進するので疲労を回復に役立ちます。

 

亜鉛の効能

 

新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応など、体内のさまざまな働きをサポートして正常に保つ役目を持っています。

セレンの効能

 

抗酸化作用や抗がん作用があり、老化や動脈硬化などの原因になる、体内でつくられる過酸化脂質を分解するときに働く酵素の重要な成分になり、体の酸化を防ぎ、老化・動脈硬化を予防する効果があります。

 

 

菊芋に含まれる“ミネラル”の過剰摂取は危険!?

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私たちの体に良い働きをしてくれるミネラルですが、必要以上に摂りすぎると、よくありません。では、詳しく見ていきましょう。

 

菊芋に含まれるカリウム摂りすぎると?

 

カリウムの1日の目安量は成人男子2500mg、成人女子2000mg。

 

健康な成人が摂りすぎてもカリウムは尿と一緒に出るので、過剰症の心配はありません。腎臓の機能障害がある人はカリウムの排泄機能が低下しているので、高カリウム血症になる可能性があり要注意。

 

菊芋に含まれるナトリウム摂りすぎると?

 

ナトリウムの1日の食塩の必要所要量は成人の場合、1.5g。

 

ナトリウムを過剰に摂ると、細胞内にナトリウムが増え、水分も一緒に入るので、細胞が水ぶくれになり、むくみを起こす原因になります。

 

膨張した細胞により、血管壁にかかる圧力がたかくなり、高血圧になります。

 

ナトリウムは血管を収縮させる作用もあるので、これも高血圧の原因になります。

 

日本人の食生活は過剰に摂りすぎる傾向があり要注意。

 

 

菊芋に含まれるマグネシウム摂りすぎると?

 

マグネシウムの1日の推奨量は成人男子340mg、成人女子270mg。

通常の食生活では過剰摂取の心配はありませんが、摂り過ぎると下痢になり要注意。

 

菊芋に含まれるカルシウム摂りすぎると?

カルシウムの1日の推奨量は成人男子800mg、成人女子650mg。

 

カルシウム過剰症の初期症状としては、便秘、吐き気、嘔吐、腹痛、食欲減退、異常に多量の尿などがあります。

 

 

さらに重度のカルシウム過剰症になると、錯乱、情動障害、意識の混濁、幻覚、昏睡を伴う脳の機能障害を引き起こし、筋力が低下し、不整脈から死に至ることもあり要注意。

 

カルシウム過剰症でおきる合併症は下記です。

 

腎結石・泌尿器系結石・腎不全・心臓障害・高カルシウム血症

菊芋に含まれるリン摂りすぎると?

 

リンの推奨量は、成人男子1000mg 成人女性900mg。

 

通常の食生活をしていれば不足する事はまれで、リンの取りすぎは骨をもろくします。

 

清涼飲料水やカップめん、スナック菓子などにも各種リン酸塩としてよく使われているので、過剰に摂り過ぎる傾向があり要注意。

 

 

菊芋に含まれる鉄 摂りすぎると?

 

鉄の1日の推奨量は成人男子7,0mg、成人女子6,0mg。

 

鉄のとり過ぎは通常の食生活ではほとんどありませんが、鉄剤やサプリメントなどから誤って大量摂取した場合は、鉄沈着症などの過剰症になる場合もあり要注意。

 

菊芋に含まれるマンガン摂りすぎると?

 

マンガンの成人の平均摂取量は3.7 mg/日程度。

 

(マンガンは国民健康・栄養調査の調査項目に入っていないためデータがありません)

 

日本人成人の平均摂取量は3.7 mg/日程度と推測されています。

健康な人では、通常の食生活でマンガンの過剰摂取になることはありません。

 

菊芋に含まれる銅 摂りすぎると?

 

銅の推奨量は成人男子0,8mg 成人女性0,7mg。

 

通常の食生活では過剰摂取になることはありません。

 

サプリメントなどで誤って大量摂取した場合には、肝障害など健康を害するおそれがあり要注意。

 

菊芋に含まれる亜鉛 摂りすぎると?

 

亜鉛の推奨量は成人男子12mg 成人女子9mg。

 

亜鉛は通常の食生活では過剰摂取の心配はありません。

 

サプリメントなどで誤ってとり過ぎた場合は、同じミネラルである銅の吸収を阻害して銅欠乏性貧血をおこすなどの過剰症があり要注意。

 

 

 

菊芋に含まれるセレン摂りすぎると?

 

セレンの1日の推奨量は成人男子30μg(マイクログラム)、成人女子25μg(マイクログラム)。

 

セレンは、魚介類や肉類、ねぎ、にんにく、玄米などに多く含まれているので、日本人の食生活では不足することはほとんどありません。

 

 

普通の食事では、セレンの過剰症の心配はありませんが、摂取しすぎると吐き気や下痢、脱毛などの中毒症状を起こす可能性があり要注意。

 

菊芋が体にいいことが分かったから、これからしっかり食べようと思ったあなたに記憶してほしいことがあります。

 

それは、「菊芋には「セレン」という物質が0.993mg/100gも含有している」ことなんです。

 

 

セレンが多く含まれる魚介類(かつお節320μG/100g、するめいか42μG/100g)、動物の内臓(豚レバー67μg/100g、鶏レバーで60μg/100g)などと比較しても、圧倒的に多く含有しているんですよ。

セレンは、体内の必要量と中毒量の差が小さく、摂取量には十分な注意が必要なんです。

 

 

※単位について 1μg(マイクログラム)とは? 

1μg(マイクログラム)=0.001mgになります。

 

単位として、g[グラム],m[ミリ],μ[マイクロ],n[ナノ],p[ピコ],になります。
それぞれ1/1000ずつ下がっていきます。

 

1g=1,000mg=1,000,000μg=1,000,000,000ng=1,000,000,000,000pgになります。

 

菊芋は健康作りにとっても役立つ野菜ということがわかりましたが、食べ過ぎると危険な成分を含んでいることも分かりましたので注意しましょうネ。

 

【中性脂肪=悪者】ではない!

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私たちは食事で1日約50~100gの中性脂肪を摂取しています。

 

そして、小腸で吸収されリンパ管を経て血液の中へ入り、体のエネルギー源になるので、【中性脂肪=悪者】ということではありません。

 

中性脂肪が血液中に多くなりすぎると、肥満や脂肪肝などになります。

 

そして、悪玉のLDLコレステロールの増加を促進するので、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の危険因子となるのです。

 

 

日本人の場合なんですが、心筋梗塞になった人のコレステロール値は、あまり高くはなくて、中性脂肪が高値の例が多いとされています。

 

なので、中性脂肪の値をコントロールすことが大切なんですよ。

 

中性脂肪の数値が高いと高脂血症(脂質異常症)が疑われます。

 

高脂血症の状態が続くと、動脈硬化が進行して脳梗塞や心筋梗塞などの危険が非常に高くなります。

 

食べ過ぎによる糖質の過剰摂取、お酒の飲みすぎなどで中性脂肪が高くなる場合もあります。

 

中性脂肪の検査は、動脈硬化症を防止するのにも必要なので、定期的な検査を受けましょう。

 

 

 

菊芋に多く含まれている成分イヌリンの働きについては、以前から医師がモニターを使って数値で証明し、それをテレビで何度も全国へ紹介されていますネ。

 

医師が推奨している菊芋パウダーや菊芋チップスも上手に摂取して、健康つくりに役立てましょう。

 

【菊芋・菊芋パウダー・菊芋チップス・菊芋茶】おすすめ店はこちらへ<楽天市場>