日本の冬場は寒く暖房器具は必需品ですネ。
暖房器具は種類も多くありますが、効率よく使い分けて使用されていますか。
それぞれの特徴や長所・短所を知って、上手に使い分けすると電気代の節約にもなります。
エアコンで温めた部屋で電気コタツも使えば、エアコンの温度設定を下げてもかなり快適に過ごせます。
また換気で部屋の暖が逃げますが、電気コタツで足元が温かくあまり苦になりません。
今年の冬は賢く暖房器具を使い分けてのりきりましょう。
目次
暖房器具の使い分け
スポンサーリンク
たとえばエアコンは、リビングなど家族が集まり長時間過ごす部屋に最適です。
小さい子供や赤ちゃん、ご高齢の方、ペットを飼われている家に適しています。
エアコンは、掃除や手入れを怠らなければ安全性の高い電気器具ですネ。
電気ストーブは、すぐに温めるので脱衣室や洗面所、トイレ、キッチンなどで使用するのが適しています。
ヒートショック防止には電気ストーブが便利ですが、電気ストーブでも火事や火傷の注意は必要です。
石油ストーブは、部屋全体を温めれるのでいろいろな場所で使えます。
でも一酸化炭素中毒の対策として換気は必要です。
また火事や火傷などにはとくに注意が必要です。
石油ストーブはある程度の衝撃で自動で消火する構造になっていますが、それでも灯油を燃やしているのでリスクは高いと言えます。
ホットカーペットは、足元が冷える場所に適しています。
キッチンやリビング、勉強部屋などで使うのが適していますが、エアコンも一緒に使うのがおすすめです。
電気コタツは冒頭でも書きましたが、エアコンと併用がおすすめです。
暖房器具の種類・特徴・長所・短所
スポンサーリンク
暖房器具はざっくりと大別すると「対流式」「輻射式」「伝導式」の3種類になります。
対流式暖房器具とは?
対流式の暖房器具の種類は、ファンヒーター、エアコン、石油ストーブなどです。
特徴は、熱によって発生する暖かい空気を対流させて、部屋全体を暖める方法です。
長所は、広い場所でも早く暖めることができます。
エアコンは小さな子供がいても安全に使えますし、空気の汚れを気にしなくてもよく、火事の心配もまずありません。
短所は、温風によって肌が乾燥します。
またホコリが舞い上がりますので、定期的に換気が必要になり、暖まった空気を逃がすデメリットがあります。
ファンヒーターや石油ストーブは、火傷や倒壊による火災、一酸化中毒などのリスクがあり、子供のいる家庭ではとくに注意が必要です。
輻射(ふくしゃ)式暖房器具とは?
輻射式の暖房菊は、電気ストーブ、パネルヒーター、ハロゲンヒーター、こたつなどです。
遠赤外線で暖房器具の周りだけを暖める方法です。
長所は、温風が出ないので空気が乾燥しにくく、即暖性に優れています。
小型のものが多いため比較的狭い空間での使用に適しています。
空気が汚れる心配がありません。
短所は、部屋全体が温まるまでには時間がかかってしまうことです。
こたつで部屋全体を温めるのは、時間をかけても無理です。
伝導式暖房器具とは?
伝導式の暖房器具は、ホットカーペット、電気毛布などです。
特徴は、身体に接している部分のみを暖める方法です。
長所は、直接身体を温めるので、温かさは強く感じられます。
短所は、直接身体に接していないと熱が伝わらないので、部屋全体の暖房としては使えません。
また長時間同じ部位に触れていると、低温火傷になる危険があります。
伝導式の暖房器具は、身体に直接くっつくので電磁波のことも気になりますネ。
「暖房」と「採暖」って?
スポンサーリンク
暖房の方法は、「暖房」と「採暖」の2種類があります。
日本が主に行ってきたのは「採暖」で、囲炉裏や火鉢などで暖をとります。
つまり採暖は、熱源の近くだけを温める(=暖をとる)という方法です。
囲炉裏は顔や身体の前面は暖まりますが、背中はそれほど暖まりません。
採暖は身体全体を均等に温めることができないのです。
火鉢は手や顔だけは熱くなります。
長時間使用していると身体の一部だけが熱くなり過ぎて身体への負担や不快感になることもあります。
「暖房」は、部屋や家全体の空間を温める方法です。
近年の日本では地方でも、気密性と断熱性に優れた家が多くなりましたので、採暖から暖房がメインになっています。
これまで日本は、夏に高温多湿になる地域が多く、夏を過ごしやすくすることに重点を置いていました。
なので通気性が良く風通しの良い家が多く作られていました。
寒さの厳しいヨーロッパなどと比べると、「暖房」については発達がかなり遅れていました。
昔の日本の家は、木と泥とわらやかや、紙などでつくられていたのです。
そのため隙間が多く、冬場は寒くて過ごしにくい家だったのです。
まとめ
暖房器具の使い分けと「対流式」「輻射式」「伝導式」の特徴や長所・短所について紹介しました。
暖房器具は、種類ごとの特徴や長所、短所を知って上手に使い分けましょう。
忘れがちな換気も定期的に実施しながら、寒い冬を安全に快適に過ごしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは受け付けていません。