世界文化遺産で知られる奈良の東大寺の大仏さま。

 

参拝された方も多いと思います。

 

大仏さまの大きさに驚いたことが懐かしく、また東大寺に参拝したいと思われる方も多いことでしょう。

 

でも、今は遠出や人込みが心配な状況になってしまいましたネ。

 

じつは東大寺はバーチャル参拝ができるんです。

 

バーチャル参拝の是非はあとにして、今すぐスマホやPCで東大寺にバーチャル参拝してみませんか。

 

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東大寺にバーチャル参拝する方法

 

 

東大寺にバーチャル参拝する仕組みは簡単です。

 

スマホやパソコンでこちらから参拝できます。

 

『東大寺3Dバーチャル参拝』

 

参拝する方法

 

①『東大寺3Dバーチャル参拝』にアクセスします。

②東大寺南大門の正面画像が表示されます。

③画面の中央から少し下にある「START」ボタンをクリックします。

④二重丸のスコープが出現します。

⑤スコープをクリックでさらにその先の風景に移動できます。

 

引用:東大寺3Dバーチャル参拝

移動はこの二重丸のスコープをクリックするか、画面の右下にあるふたつの三角マーク(早送り・早戻りのマーク)をクリックしてもОKです。

 

引用:東大寺3Dバーチャル参拝

いずれかをクリックすることで移動できて、最終的には東大寺毘盧舎那仏(とうだいじびるしゃなぶつ)に到達して参拝できます。

 

移動することで変わる画像には「i」の吹き出しボタンが出たりします。

 

引用:東大寺3Dバーチャル参拝
 

この「i」をクリックすると、その風景に合致した説明文が表示されます。

 

引用:東大寺3Dバーチャル参拝
 

ガイドさんの説明のように疑問なことや、くわしいことがよくわかりとても便利なので、「i」の吹き出しボタンはしっかり活用してくださいネ。

 

 

画面の右上に出ている「円形の矢印」を左クリックすると360度画面が回転しますのでおもしろいですよ。

 

画面が動くのでほんとうに東大寺に参拝している気分を味わえます。

 

引用:東大寺3Dバーチャル参拝
 

回転を止めるときは「円形の矢印」を左クリックします。

 

引用:東大寺3Dバーチャル参拝
画面の左上の地図をクリックすると「移動ポイント」の画面が出ますので、お好きなポイントに一気に移動もできます。

 

引用:東大寺3Dバーチャル参拝

「移動ポイント」には、奈良の春を告げる風物詩、お水取り(修二会)が行われるあの有名な二月堂も見ることができますので「★印」をクリックしてみてください。

『東大寺3Dバーチャル参拝』

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東大寺の大仏さまについて

 

 

東大寺の大仏さまはあまりにも有名なのでたくさんの知識をお持ちだと思います。

 

でも、忘れていることもあるかも知れませんので、こちらの記事もお読みになってから参拝されるといいですよ。

 

奈良東大寺の大仏さまは正しくは毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)といいます。

 

聖武天皇によって造立され、752年(天平勝宝4年)に完成しました。

 

つくられた背景は今の日本の現状と似ています。

 

当時も大地震や天然痘の流行、政変などの不安定な世情がありました。

 

仏の力(仏教)で混乱を鎮めてそして日本を守る願いを込めて大仏さまは造られたのです。

 

携わった延べ人数は約260万人といわれる壮大な国家プロジェクトだったのです。(材木の寄進51,590人、労働力1,665,071人、金銅の寄進372,075人、労働力514,900人、銅約241トン、練金4,187両1分4朱)

 

大仏殿は世界最大級の木造建築ですが、奈良時代の創建時は間口が今よりももっと広いものだったということです。

 

 

東大寺 大仏さま2回の兵火

 

 

東大寺の盧舎那仏坐像は二度の兵火のため、奈良時代の造立当初から残るのは台座部分と膝頭の一部のみです。

 

 

兵火の1回目は治承4年(1180年)の平重衡の兵火(南都焼討)によるもので、伽藍(がらん)の主要部を焼失する大惨事となりました。

 

伽藍とは、僧侶が集まり修行する場所のことです。

 

2回目の焼失は永禄10年(1567年)、松永久秀の兵火で大仏殿と大仏が焼失しました。

 

そして、大仏さまは首なしの状態で数十年間も雨ざらしにされたのです。

 

現在の大仏さまの頭部は、江戸時代(1691年)に鋳造されたものです。

 

今の大仏殿は1709年(宝永6年)に再建されたものです。

 

 

東大寺 大仏さまの大きさ

 

大仏さまの高さは像高14.98m、台座3.05mで下から見上げたときの高さ18mです。
台座約130t、重さ約250tでびっくりする大きさです。

 

 

東大寺 大仏さま手の形(印相)の意味は?

 

印相とは仏教用語で、何かの意味を手の形で表すことです。

 

右手は手のひらを参拝者にむけ立てて中指を少し曲げています。

 

左手は膝に近くで手のひらを上に向け中指を少し曲げています。

 

右手の印相は「施無畏印(せむいいん)」で、“かしこまる″ことはない、つまり「畏(おそ)れることはないですよ」という意味を表わしています。

 

左手の印相は「与願印(よがんいん)」で、「人々の様々な願いを叶えますよ」という意味を表しています。

 

大仏さまの手の形はとてもありがたいハンドサインの表現だったんですネ。

 

 

東大寺の場所・アクセス・料金・営業時間・駐車場

 

住所:奈良県奈良市雑司町406-1

 

アクセス

電車
近鉄奈良駅から奈良交通バス市内循環外回りで約5分、東大寺大仏殿・春日大社前で下車、徒歩約5分です。

 


京阪奈自動車道木津ICから約15分
第二阪奈道路宝来ICから約15分

 

営業時間

大仏殿7:30~17:30(11~3月8:00~17:00)
法華堂8:30~16:00
東大寺ミュージアム9:30~17:30(11~3月9:30~17:00)
※東大寺ミュージアムは閉館の30分前までに入館してください。

 

定休日:なし

駐車場:なし※近隣に有料駐車場があります。

 

料金:大仏殿・法華堂拝観料 中学生以上各600円、小学生各300円/セット券(大仏殿・東大寺ミュージアム)中学生以上1000円、小学生400円です。

 

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まとめ

 

 

奈良にある東大寺の大仏さまにバーチャル参拝する方法と大仏さまについてご紹介してきました。

 

東大寺にバーチャル参拝することについては賛否両論があると思います。

 

奈良に出向いて大仏さまに参拝するのがベストだと思います。

 

でも、参拝したくても何かの理由で奈良まで行けない方もいらっしゃいますので、私はお寺にバーチャル参拝してもかまわないと思っています。

 

奈良の大仏さまは約1300年もの昔から、私たちを見守っています。

 

大仏さまを守り継ぎ、願いを託してきた多くの人々の歴史に思いをめぐらせながら、合掌すればバーチャル参拝でもいいのではないでしょうか。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。