あなたは1日に唾液がどのくらい出るかご存知でしょうか?
「1500mlです!」
個人差はありますが、なんと500mlのペットボトルで3本分も出ているんです。
「つば」や「よだれ」と言うとあまり良いイメージのない唾液ですが、これだけたくさん分泌されるのは、身体に必要なものだからです。
「唾液力」が低下し、唾液が少なくなると、身体のいたるところに影響が出てきます。
まずは、唾液の持つ健康パワーを紹介しましょう!
目次
唾液に秘められた健康パワー
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唾液には非常に多くの役割があるのですが、ここでは代表的な3つのパワーについてご説明します。
【1】抗菌パワー
唾液には約10種類もの抗菌物質が含まれています。
普段、口には食べ物や空気を通じて多くの病原菌が入ってきます。
唾液の力によって、この病原菌が体内に入ることを防いでいるのです。
【2】粘膜保護パワー
唾液に含まれる「ムチン」という物質には粘膜を保護する作用があります。
ムチンは刺激物や熱い食べ物から口の粘膜を保護するだけではなく、胃の粘膜を胃酸から防ぐ働きもしています。
唾液が不足することは、胃炎の原因となってしまうこともあるのです。
【3】細胞修復パワー
粘膜を守るだけではなく、傷ついた細胞を修復する作用も唾液にはあります。
ケガをした時に「なめれば治る」というのはあながち間違いでもないのです。
(唾液には雑菌も含まれているので、実際にはなめて治そうとせずにきちんと治療をしてください)
この細胞修復パワーは全身に影響し、脳細胞の修復によるアルツハイマー病の改善効果も期待されています。
その他にも、消化を助けたり、虫歯を予防したりと、唾液は幅広く活躍をしています。
「唾液力」が低下すると、様々な病気や身体の不調を引き起こしてしまうおそれがあるのです。
【おすすめ記事】
唾液を増やす「じんわりマッサージ」
乾燥、口呼吸、ストレスなど、様々な原因によって「唾液力」が低下し、唾液の量が減ってしまいます。
そんな時には、ちょっと刺激するだけでじんわりと唾液が出てくる、「唾液じんわりマッサージ」を試してみてくださいネ。
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簡単に唾液が出てくる! 唾液じんわりマッサージの方法
人の身体には唾液の分泌を促す「唾液腺」というものが3箇所にあります。
【1】耳下腺(じかせん) ・・・耳たぶの下あたりにあります。
【2】顎下腺(がっかせん) ・・・アゴの「エラ」とアゴの先の間にあります。
【3】舌下腺(ぜっかせん) ・・・舌の付け根のあたりにあります。
これらの唾液腺を、10秒ずつ、ぐるぐると指で回して刺激してみましょう。
じんわりと唾液が出てくることがわかるはずです。
※舌下腺のマッサージをするには、アゴの下を押して舌の付け根を刺激します。
また、口に空気をためて、痛いくらいに思いっきり膨らますだけでも、耳下腺が刺激されて唾液が出てきます。
緊張をすると口が乾いてしまいがちなので、大事な場面の前には、深呼吸をすると同時に口を膨らませて唾液の分泌を促しましょう。
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まとめ
唾液が少なくなると、健康を損なうだけではなく、口臭が強くなってしまうこともあります。
『唾液力アップ』が健康のカギなんです。
「唾液じんわりマッサージ」で唾液力をアップさせて、快適な日々をお過ごしくださいネ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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