エビはとても日本人に好まれている食材ですネ。

 

世界中の料理に使われている人気食材のエビですが、もちろん和食にも多く登場しています。

 

エビはヘルシーで栄養もとても豊富なのでおすすめの食材なんです。

 

たくさんの種類があるエビですが、どんな栄養と効能があるのでしょうか?

 

エビの栄養と効能や種類、選び方のポイントについても紹介します。

 

 

エビの栄養と効能

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エビはヘルシーですが、含まれている栄養はとても豊富で優れています。

 

 

たんぱく質

 

たんぱく質は皮膚や筋肉、臓器、血液などをつくる材料になるほか、免疫にも関わる重要な成分です。

 

たんぱく質が不足すると、成長障害、体力や免疫力の低下などが起こるので注意しましょう。

 

たんぱく質は肉類にも多く含まれていますが、エビは脂質が少ないためたんぱく質を効率よく摂取しやすい食材です。

 

たんぱく質は、茹でたエビ100gあたり約21.4g、干したエビで100gあたり約48.6gと約2倍含まれています。

 

 

タウリン

 

タウリンは肝機能を高めるほか、コレステロールを減らす効果が期待できるため動脈硬化の予防につながります。

 

 

アスタキサンチン

 

アスタキサンチンは、エビのほかにも鮭やイクラにも含まれている赤色の天然色素です。

 

眼精疲労の改善や、脂質の酸化抑制による動脈硬化の予防が期待されています。

 

アスタキサンチンは、主にエビの殻に多く含まれているため、殻ごと食べられる小エビであれば効率よく摂取することができます。

 

 

カルシウム

 

エビには骨や歯を丈夫にするためのカルシウムも含まれています。

 

カルシウムを摂取すると骨粗しょう症や血液の凝固を促して出血を予防する働きもあります。

 

また、エビのカルシウムは、殻や尻尾に多く含まれているため、カルシウムをしっかりと摂りたい場合はアスタキサンチンと同じように、丸ごと食べられる小エビがおすすめです。

 

カルシウムはとくに桜エビに多く含まれていて、100gあたり約2000mg含まれていて煮干しとほぼ同じ量です。

 

 

ビタミンE

 

エビにはビタミンEも多く含まれています。

 

とくにビタミンEを多く含むエビは、伊勢エビと甘エビです。

 

伊勢エビには100gあたり約3.8mg、甘エビには約3.4mg含まれています。

 

ビタミンEは、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があると言われています。

 

ビタミンEは、老化や動脈硬化を引き起こす原因とされる過酸化脂質の抑制にも有効なんです。

 

 

エビの種類は豊富(遊泳型・歩行型)

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エビは種類が多く、大きく分けると遊泳型と歩行型の2種類があります。

 

 

遊泳型エビ

 

泳ぐことに適した遊泳型には、クルマエビや甘エビ、桜エビ、ブラックタイガーなどがいます。

 

 

クルマエビ:縞模様(しまもよう)のある殻を丸めると、縞模様が車輪のように見えるのが名前の由来です。日本近海だやオーストラリア、南アフリカ、地中海など世界中にいます。

 

 

甘エビ:オホーツク海など日本近海でも多く生息。食べると身がとろけて甘く、甘エビと呼ばれることが多いエビです。(正式名はホッコクアカエビ)

 

 

桜エビ:かき揚げや干物にすることの多い薄いピンク色をした4cm程度のエビです。

 

ブラックタイガー(和名ウシエビ):エビフライや天ぷらなどに使われているエビで、インドネシアやベトナムなど東南アジア産のものが多く流通しています。

 

 

歩行型エビ

 

水の底を歩くのに適した歩行型には、伊勢エビやオマールエビなどが分類されます。

 

 

伊勢エビ:大型のエビで高級食材として人気のエビです。

 

名前の由来は伊勢が伊勢エビの主産地だからです。

 

日本では古くから食べられていたエビです。

 

 

マールエビ:英語の「lobster」に由来することからロブスターとも呼ばれます。


フランス語では「homard(=オマール)」と言います。

 

オマールエビ(ロブスター)と伊勢エビの違いですが、前脚の1対がとても大きなハサミとなっているのがオマールエビ(ロブスター)です。

 

「オマール」はフランス語でハンマーの意味で、大きなハサミがハンマーのように見えるのでオマールエビとも呼ばれています。

 

 

他にもテナガエビやテッポウエビ、ウチワエビなどその数は約3,000種ともいわれています。

 

日本のエビの消費量は世界的にも多く、料理やお菓子、さらには出汁やエキスとしても幅広く使われています。

 

食卓にも多く登場するエビですが、実は日本の自給率は9%程度で、日本で消費される大半はベトナムやインドネシアなどから輸入されているものです。

 

 

エビの選び方

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色や模様が鮮やかで殻にかたさがあるものが新鮮です。

 

頭の部分や殻などが黒ずんでいたり、生臭いにおいがするものは鮮度が落ちている可能性が高いため避けるようにしましょう。

 

なお、エビは傷むのが早い食材のため、できるだけ早く食べ切るか、洗ったあとに頭や背ワタ、殻を取り除いて冷凍保存するのがおすすめです。

 

 

まとめ

 

エビは良質なたんぱく質が豊富な一方で、低脂肪でヘルシーな食材です。

 

使い勝手の良い食材でもありますので、積極的に食卓に並べてみてくださいネ。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。