「日本人は塩分を摂り過ぎている?」

 

実は日本人は、食塩を摂り過ぎてしまう傾向にあると言われています。

 

それは日本でよく食べられる醤油、味噌、ソースなどの調味料や、ラーメン、うどんといった麺類などにも食塩が多く含まれているからです。

 

では、食塩の量を上手に減らす(減塩)にはどのようにすればよいのでしょうか?

 

減塩にはどんなメリットがあるのでしょうか?

 

くわしく紹介しますので参考にして下さいネ。

 

 

減塩のメリット

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減塩をすることで血圧の上昇を抑えられるだけでなく、生活習慣病のリスクを下げることができるほか、むくみ対策ができるといったメリットがあります。

 

塩分(ナトリウム)は本来、常に体内に一定の割合で含まれていて、生命維持に欠かすことのできない重要なはたらきをしています。

 

なので、塩分は人間にはとても必要なものなんです。

 

でも、食塩を摂り過ぎると、血圧上昇の可能性があるほか、さまざまな生活習慣病のリスクが高まります。

 

塩分は必要なんですが、摂りすぎることがで身体に悪い影響があるということですネ。

 

 

上手に減塩する方法

 

 

こちらでは減塩の方法について簡単にご紹介します。

 

減塩の方法

 

① 天然の出汁(昆布、カツオ節、干し椎茸など)や食材の旨味、甘みを活かし、調味料(塩、味噌、コンソメ、ソースなど)の使用量を控える

 

 

② ハムやソーセージ、練り物、水煮缶詰などの加工食品は食べる頻度を抑える

 

③ 調味料の代わりに、酸味(柑橘系の果汁や酢など)、香辛料、香味野菜(大葉やしそ、ハーブなど)を使い、味に変化をつける

 

④ 一品は普通の味付けにし、ほかは素材の味を活かすなど一食の中でも味付けにメリハリをつける

 

⑤ 食品を購入する際は、パッケージの栄養成分表示を確認し、食塩相当量が少ないものを選ぶ

 

⑥ 漬物は数を決めて食べたり量を抑える

 

⑦ 麺類の汁を残す(全部残すと2~3g減塩できる)

 

⑧ 味付けを確かめてから調味料を使う

 

⑨ 低塩の調味料を使う

 

⑩ 味噌汁は具沢山にして、汁気を減らして減塩につなげる

 

⑪ 味付けを確かめてから調味料を使う

 

 

減塩といっても薄味の料理しか食べられないと食事の楽しみがなくなり、ストレスになりますネ。

 

そのため、おいしい食事を楽しめるよう徐々に食塩摂取量を減らしていくように心がけましょう。

 

また、持病のある方や通院中の方、薬を飲んでいる方はお医者さんの指示に従うようにしてくださいネ。

 

日常生活を送る上で塩分が不足することはほとんどありませんが、運動したときや汗をたくさんかいたときなどは塩分が急激に失われることがあります。

 

その際はこまめに水分や塩分、経口補水液を補給することが大切ですので、覚えておきましょう。

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日本人は食塩を多く摂っている!?

 

 

WHOが定めている食塩摂取量の目標より、日本の摂取目標は高目になっています。

 

そして、実際に摂取している最近のデータがこちらです。

 

最近の調査によると実際の日本人の食塩摂取量は、平均して男性は11.0g、女性は9.3gとなっています。

※厚生労働省「平成30年国民健康・栄養調査結果の概要」より)

 

 

ちなみに、WHOが目標としているのが下記ですから、目標も実際の摂取量も多いことが良く分かりますネ。

 

WHO(世界保健機関)が定めている食塩摂取量の目標は、1日5g未満(男女一律)です。

 

 

日本での摂取目標は、健康な18歳以上の男性が7.5g未満、女性を6.5g未満としています。

※「日本人の食事摂取基準(2020年版)」(厚生労働省)より

 

 

まとめ

 

おいしく楽しく減塩をするために、まずはいろいろなメニューを取り入れたり、いつもと違う食材、味付けにチャレンジするなど自分の継続しやすい方法を見つけてくださいネ。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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