日本人はお風呂が好きな国民だと言われています。

 

お風呂で汗や汚れを洗い流し、湯船に浸かればストレスの緩和や、リラックスしたり、リフレッシュにもなりますネ。

 

そして、温まることで血流が良くなり、疲労回復や免疫力アップに期待できます。

 

でも、正しく入浴しないと逆効果になったり危険もあるんです。

 

医学博士の早坂先生が、テレビで解説された正しい入浴方法をまとめましたので参考にして下さい。

 

 

疲労回復・免疫力アップが期待できる入浴法

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疲労回復や免疫力アップが期待できる入浴法は、40℃の湯に、10分間、肩まで浸かる全身浴を毎日行うことです。

 

早坂先生が今までのテレビ出演などでよく言われていることです。

 

注意してほしいのが、熱すぎるお湯に長時間浸かることことです。

 

「あなたのは大丈夫ですか?」

 

熱いお風呂に入らないと入浴した気がしないって方、危険なので注意しましょう。

 

「お風呂のお湯は熱過ぎず、長く入り過ぎないこと」が、疲労回復や免疫力アップが得られる、危険のない基本的な入浴のコツなんです。

 

 

入浴で期待できる健康効果

 

 

正しい方法でお風呂に入ることは、様々な健康効果が期待できます。

 

 

入浴すると介護状態になりにくい

 

毎日湯船に浸かる人は、週に2回以下の人に比べると、3年後に介護状態になる確率が低い事が早坂先生の調査でわかりました。

 

四季に関係なく、毎日お風呂に入る人は、3割程度介護が必要になるリスクを減らすことができるのです。

 

その理由として、入浴することで、痛みの軽減、睡眠の質の向上、リラックス効果など複合的な相乗効果によるものです。

 

 

血流が良くなる

 

 

湯船に浸かれば全身にくまなくお湯が触れるので、体温がシャワーよりも、上がりやすいのです。

 

体温が上がると血管が広がり血流が良くなります。

 

血流が良くなれば、栄養分や酸素が全身の細胞に届きやすくなり、細胞からでる老廃物、二酸化炭素などもスムーズに回収ができます。

 

つまり、疲労回復や免疫力アップに期待できるってことですネ。

 

 

痛みが緩和される

 

 

入浴で体を温めると、痛みが緩和されます。

 

神経で痛みを感じますが、痛みも慢性化すると過敏になります。そして、少しの刺激でも痛いと感じるようになります。

 

体を温めることで、過敏性を抑えることができ、痛みを軽くすることができます。

 

 

たとえば、膝や肩の関節周辺の痛みの場合、筋や、腱といわれる靭帯がタンパク質やコラーゲンでできています。

 

筋や腱は温めると柔軟性が増し、伸びやすくなります。

 

関節が柔らかくなれば、膝や肩を動かしやすくなり、こわばりや痛みが緩和されます。

 

 

リラックス効果

 

 

入浴で体が温まると、リラックス効果が期待できます。

 

前述していますように、入浴の最適な温度が40℃なのは、緊張を緩和させる副交感神経が刺激されるからなんです。

 

42℃以上の熱いお湯に入ると、交感神経が刺激されて、緊張状態になってしまいます。

 

さらに、血圧も高くなり、ヒートショックの危険性が高まります。

 

 

入浴の注意点

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正しい入浴法でお風呂に入れば、疲労回復や免疫力アップが期待できますが、間違った入浴をするとこちらのような危険もありますので注意しましょう。

 

 

血圧が高めの場合

 

 

まず、血圧が、上が160以上、下が100以上の場合に、呼吸困難や意識障害などトラブルを起こす危険性があります。

 

トラブルを起こす確率が正常値の方の、約3倍以上になるという結果なので注意しましょう。

 

 

発熱してる場合

 

 

体温も、37.5℃以上の場合にリスクが高まりますので、湯船に浸かるのは避けて、シャワーだけにするか、入浴しないことが大切だと早坂先生が言われていましたので注意しましょう。

 

高齢になってくると入浴で体に負担をかけないようにすることが重要です。

 

※早坂先生は、2千人以上の高齢者を対象に調査されています。

 

 

熱中症の危険性

 

 

長時間の入浴は熱中症の危険があります。

 

入浴すると約800ccほど脱水になるという研究結果が出ています。

 

脱水になると血液がドロドロ状態になり流れが悪くなってしまいます。

 

血流が悪くなると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高くなります。

 

対策として、入浴前にコップ1~2杯の水分補をしっかり補給して、血液をサラサラにしてから入浴しましょう。

 

汗かきの方は、800ccより脱水がもっと多くなる可能性がありますので、入浴前と入浴後の体重を計ってみると参考になりますよ。

 

入浴前の水分補給と入浴後の水分補給は絶対に忘れないようにしましょう。

 

入浴後に、ビールを飲んで水分補給をしたつもりになっている方がいますが、ビールでは逆効果で水分補給にはなりませんので注意してください。

 

ビールを飲む前にまず水を飲んでください。

 

特に夏場は浴室の温度が高く体温も上がりやすくなりますので熱中症には注意しましょう。

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まとめ

 

 

正しい入浴法でお風呂に入ると様々な健康効果が期待できます。

 

毎日湯船に浸かる人は、週に2回以下の人に比べると、3年後に介護状態になる確率が低い事もわかりました。

 

あなたの健康つくりにぜひ入浴を取り入れてみてくださいネ。

 

早坂先生は、東京都市大学教授温泉療法専門医で、入浴や温泉に関する医学的研究の第一人者です。

 

「世界一受けたい授業」「ホンマでっか!?TV」「あさイチ」「チコちゃんに叱られる!」などのテレビやラジオ、新聞や講演などで活躍されています。

 

著書も多数あります。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。