お肌のトラブルはいろいろな種類がありますネ。
その中でも「肌がかぶれた」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
とくに暑い夏はかぶれることが多くなります。
そんなかぶれ(=接触皮膚炎)の原因と症状、予防について紹介します。
目次
肌のかぶれと症状
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かぶれとは接触皮膚炎(または接触性皮膚炎)と呼ばれるもので、何らかの物質が皮膚に触れることによって起こる皮膚炎の一種です。
接触皮膚炎は、身の回りにあるほとんどの物質が原因となる可能性があります。
中でも動植物や食品、金属や化学物質、医薬品などは接触皮膚炎を起こしやすい物質とされています。
肌のかぶれと症状
症状としては皮膚のかゆみや湿疹、赤みのほか、症状がひどい場合は皮膚がただれたり、水ぶくれになることもあります。
接触皮膚炎は「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性接触皮膚炎」に大きく分けられます。
刺激性接触皮膚炎
皮膚の抵抗力よりも化学物質や洗剤などの外部刺激が上回ることで起こります。
原因物質そのものの刺激によって起こるため、誰にでも起こる可能性があります。
アレルギー性接触皮膚炎
何らかの物質が皮膚に触れることで、アレルギー反応を起こすことをいいます。
刺激性とは違い、原因となる物質にアレルギーのある人のみ症状が現れます。
肌のかぶれ 原因と予防
接触皮膚炎は季節に関係なく発症する可能性がありますが、夏の時期に特に注意したいものもあります。
こちらではかぶれの原因と予防についてご紹介します。
金属とかぶれ
金属がかぶれの原因になる場合があるので要注意です。
アクセサリーやベルトなどは汗の影響で金属の成分が溶け出し、アレルギー反応を起こすことがあります。
中でも、ニッケル、クロム、コバルトはアレルギー反応が出やすいとされています。
汗をこまめに拭き取り、肌を清潔にするほか、金属アレルギーが起こりにくい素材を選ぶことも大切ですネ。
【金属アレルギーの関連記事】
⇒『金属アレルギーの理由(仕組み)と対策 起きやすい金属に要注意』
日焼け止めとかぶれ
日焼け止めクリームもかぶれの原因になるので要注意です。
日焼け止めに使われる紫外線吸収剤が原因で発症する場合があります。
肌が弱い、日焼け止めでかぶれた経験がある、という場合は、紫外線吸収剤フリーのものを選ぶのがおすすめです。
植物とかぶれ
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植物もかぶれの原因になるので要注意です。
草木が多く生えている場所に行く場合、植物が原因で接触皮膚炎を起こすことがあります。
自然が多い場所へ行く際は、長袖や長ズボンを着用したり、スニーカーを履くなど肌の露出を減らしましょう。
藪に入ったり、草木に触れることもなるべくしないようにしてください。
かぶれ要注意植物
肌が接触するとかぶれるといわれている植物がこちらです。
中でも「うるし科」の植物には注意しましょう。
・ヤマウルシ(うるし科)
・プリムラオブコニカ(サクラソウ科)
・ハゼノキ(うるし科)
・銀杏の実
化粧品やスキンケア商品でかぶれ?
そのほか、肌が弱い方は初めて使う化粧品やスキンケア商品は少量から使い、皮膚に異常が出ないか確かめるようにしましょう。
また、症状が出た場合、かいたり触ってしまうと悪化することもあります。
症状が出た際は早めに皮膚科へ相談することも大切です。
まとめ
暑い時期は汗をこまめに拭き、肌のケアをしっかりすることで予防にもつながります。
肌トラブルが起きやすい夏の時期は、いつも以上にケアを心掛けるようにしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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