腎臓は、あなたの寿命を左右する、人体の「隠れた要」であることがわかりました。(2017年10月1日NHKスペシャル)

 

実は、腎臓の一番大切な働きは、尿をつくることではなく、血液の成分を厳密に適正に維持する「血液の管理」だったのです。

 

「腎臓」も肝臓と同じように“沈黙の臓器”です。

 

腎臓をいたわるストレッチで守りましょう。

 

 

腎臓をいたわるストレッチ「ひねって!ひねって!」

 

 

腎臓が活動しやすい環境をつくるには、“ひねる”ことが有効です。

 

腎臓はそら豆のような形をしているのですが、身体をひねると、引っ張られて変形します。

 

これによって、血行がよくなり、腎臓が活動しやすくなることが期待できます。

 

さぁ、早速挑戦してみましょう。

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腎臓をいたわるストレッチ

 

(1)
仰向けに寝転がります。

両腕は軽くバンザイをして、手のひらが上を向くようにします。

脚は軽く曲げて、両ヒザを立てます。

 

 

(2)
顔を右に向けて、両ヒザは反対の左側に倒します。

背骨をねじるようなイメージでです。

【注意】:「両腕はバンザイをして下さいネ。」

 

(3)
次は、顔を左に向けて、両ヒザを右側に倒します。
この動作を、30回を目安に繰り返します。

 

 

お手元にクッションや座布団などがあれば、足の下に敷いて、15cmほど高さを出すとより伸びる感じを実感できますよ。

 

 

脚にはあまり力を入れずに、両腕と足のつま先が床から浮かないように意識しましょう。

 

この腎臓をいたわるストレッチをふと寝転んだときなどの癖にして、普段は気にすることが少ない「腎臓」をいたわりながら、快適な毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

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腎臓(じんぞう)の働き

 

 

「肝腎要(かんじんかなめ)」と呼ばれる「腎臓の働き」にはどのようなものがあるでしょうか。

 

おそらく、真っ先に思い浮かぶのは、尿の「老廃物の排出」ですよネ。

 

 

腎臓には「糸球体(しきゅうたい)」という、毛細血管がたくさん集まった器官があり、血液のろ過はそこで行われます。

 

 

 

タンパク質や赤血球などの必要な成分は、再び血液として体内に戻され、老廃物や不要な塩分・水分などは尿や汗として体外に排出するように調整されています。

 

 

また、腎臓は老廃物の排出以外にも、血圧を調整したり、ビタミンDを活性化して骨作りをサポートしたり、赤血球を作るためのホルモンを分泌したりといろいろな働きを担っているのです。

 

 

腎臓はいろいろな臓器から身体にどんな成分がどれくらい必要なのか情報を得て血液の成分を調整しています。

 

 

腎臓の不調は他の臓器に悪い影響を与え、逆に他の臓器が不調になれば、腎臓もその影響を受けてしまいます。

 

 

最新の治療では、重症(難治性の高血圧)の高血圧患者がが、腎臓の手術で治ることが大変注目され、世界中で多くの臨床試験が実施されていて、日本でも始まっています。

 

命を守るために腎臓を見守る新しい医療が始まっています。

 

 

腎臓の働きが悪くなると?

 

つまり、腎臓の働きが悪くなってしまうと、老廃物を全身に溜め込んでしまうだけでなく、むくみ、骨粗しょう症、貧血、血圧などなど体中に悪影響を与えてしまい、その影響は生命の維持にも関わるようになってしまいます。

 

 

「なにも違和感がないから大丈夫~」ではなく、違和感がないときこそ、気をつけなければいけないのですネ。

 

 

そんな肝臓と同じように「知らず知らずのうちに働いてくれている“沈黙の臓器”腎臓」に感謝の気持ちを込めて、腎臓を気持ちよ~くさせる腎臓をいたわるストレッチを試してみましょう。

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まとめ

 

鏡に映る自分の顔や髪、肌を気にされることは、日常的にあると思います。

 

では、あなたは、目に見えない「内臓」のことはどのくらい気にしていますか?

 

日常生活ではなかなか変化が表れにくい内臓に気を使うことは、少ないのではないでしょうか。

 

でも実は、内臓の調子も日々異なり、不調な日もあれば、疲れだって溜まっていくんです。

 

「肝臓」が“沈黙の臓器”と呼ばれているのは有名ですネ。

 

実は「腎臓」も同じように“沈黙の臓器”なのです。

 

あなたの寿命を左右する大切な、腎臓をいたわるストレッチで守りましょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。