「肩こり予防とストローにどんな関係があるの?」って思われて当然です。
ストローをぺしゃんこに潰してくるくると丸めると、まっすぐ立てようとしても、すぐに曲がったり倒れてしまうということは想像できますよネ。
そのストローを指で押して断面を丸く立体的に戻すと、自然と、まっすぐに立ちます。
この原理を活用した、耳たぶ運動から肩こりを予防する方法の紹介です。
目次
耳たぶ運動で肩こり予防をする方法
耳たぶ運動で肩こり予防をする方法を説明していきます。
お急ぎの方は、記事中ほどの『耳たぶ運動のやり方』からご覧ください。
こちらから、順に読んでいただくと“ストロー”がなぜ肩こり予防の「カギ」になるかよくわかりますので、可能な方はこのまま最後までご覧くださいネ。
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肩こりの原因のひとつは筋肉の緊張
あなたは「姿勢を正してください!」と言われたらどんな体勢をとられますか?
恐らく、胸をグッと張って肩や腰を反らし、背筋を伸ばしたのではないでしょうか。
肩こりが起きる原因のひとつは、筋肉の緊張です。
前かがみの状態やうつむいた状態が続くと、成人で平均約6キログラムもある頭を支えるために、首や肩の筋肉に継続的な負担がかかります。
すると、筋肉が緊張したまま動かなくなり、硬くなってしまうのです。
そして時々「ハッ!」と、自分が猫背の状態になっていることに気づいては肩をグッと引いて胸を張り、背中をピッとのばし、腰にも力を入れる…
という姿勢をとってみるが、やはり気づくとまた猫背。
ということを繰り返しているのではないでしょうか?
正しい姿勢は「ラク」な姿勢
ですが本来、正しい姿勢とは、どこにも余計な力が入ってなくて、余計な負担もかかっていない、「ラク~」な姿勢なのです。
胸をグッと張って肩や腰を反らし、背筋を伸ばす…というのは、ラクどころか、特定の部分に力がかかり、かえって負担になっている場合もありますよ。
では、ラクな姿勢とはどのようなものでしょうか?
「正しい姿勢」の新しい意識の仕方と、簡単なワークをご紹介いたします。
「空洞」を広げるとラクになる?!
では、冒頭とかぶりますが、ここで、1本のストローを想像してくださいネ。
ストローをぺしゃんこに潰してくるくると丸めると、まっすぐ立てようとしても、すぐに曲がったり、倒れてしまうということは想像できますよネ。
しかし、そのストローを指で押して断面を丸く立体的に戻すと、どうでしょうか。自然と、まっすぐに立ちます。
「円筒形」は安定した形状
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実は、「円筒形」は、力学的にとても安定した形状であること、ご存知でしょうか?
紙コップに、重さ6キロのボウリングの球を乗せても、潰れずに、しっかりと支えることができるんですよ。
人間も同じで、身体が潰れてしまっていると、まっすぐに立つのが難しくなってしまいます。
でも、体にある「空洞」の部分を広げて、身体を立体的に意識すれば、ストローと同じように、自然にまっすぐな姿勢を保ちやすくなるのです。
身体には「腔」と呼ばれる3つの空洞
私たちの身体には、「腔」と呼ばれる3つの空洞があります。
「口腔」「胸腔」「腹腔」
それは、「口腔」「胸腔」「腹腔」の3つです。
・口腔は、鼻から首までの空洞
・胸腔は、肩から横隔膜までの肋骨に守られた空洞
・腹腔は、横隔膜の下の部分で、胃や腸などの大切な内臓がある大きな空洞
では、試しにこの3つの「腔」を意識して身体の空洞を広げるように立ってみたり、座ってみたりしてください。
「どうですか?」
どこにも負担がかかっていない「正しい姿勢」ができる気がしませんか?
意識することに加え、硬くなってしまっている筋肉をほぐすワークを行うことで、より正しい姿勢を保ちやすくなります。
3つの「腔」は互いに関連していて、入口である口腔がしっかりと広がっていると、胸腔や腹腔も広がりやすくなります。
そのため、まずは、「口腔」をしっかりと広げていきましょう。
耳たぶ運動で肩こり予防
耳たぶを回して、空洞を広げやすくする
「口腔」を広げることの大切さを理解していただけたと思います。
お待たせしました。耳たぶ運動のやり方の説明になります。
耳たぶ運動のやり方
口腔を広げるためには、「耳たぶ」を回します。
顎から首にかけての筋肉がリラックスし、口を開けやすくなり、口腔全体が広がりやすくなりますよ。
【1】左右の耳たぶの付け根を指で軽くつまみます。(口を開けた時に、「くぼみ」ができるところです)
【2】耳がフッと軽くなるように少し持ち上げます。
【3】後ろ側に、クルクルと4回、弱~い力で回します。
【4】両手の手のひらを頬に軽く当てて、頬骨からエラにかけて弱~い力でサッ、サッ、サッ、サッと4回なでます。
このように、1~4を10セット行います。
ポイントは、とにかく、「ものすご~く弱い力」です。
【おすすめ記事】
⇒『脇の下が痛い肩こりに脇の下の筋肉をほぐすマッサージ方法』
クルクル回すと言っても、動きはとても小さくて大丈夫です。
あまり変化がないな?と感じたときには、「力が強すぎている」ということを疑ってください。
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ストローになった気分で姿勢を整える
顎から首にかけての筋肉がリラックスすると、首の中の空洞も広がり、口腔が正しい形に整いやすくなります。
首から上の空洞が整うと、胸腔、腹腔も正しい形を整えやすくなることが期待できます。
改めて、口腔、胸腔、腹腔の空洞をそれぞれ意識して、どこにも余計な力を入れず、ストローになったような気分で姿勢を整えてみましょう。
これなら、どこにも負担をかけずに、正しい姿勢をキープできそうな気がしてきませんか?
まとめ
正しい姿勢を目指して、耳たぶ運動から肩こりを予防しましょう。
カギはストローになったイメージで、思い頭を上手に支えて肩こりの予防をしましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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