シャキシャキとした歯ごたえと独特の香りを持つセロリ。
あのニオイが苦手でセロリが食べれないって方もいらっしゃいますネ。
実はあの香り成分もイライラ解消や頭痛、気持ちをリラックスさせる効果が期待できます。
セロリは薬用植物としての歴史もある野菜で、栄養が豊富なんです。
でも、「食べるとどんなはたらきがあるの?」と言われるといまいちピンと来ないのではないでしょうか?
心身共にすぐれたセロリの栄養と働きについてくわしくご紹介します。
目次
セロリの栄養と働き
セロリに含まれる栄養は、心身共に優れた働きが期待できます。
セロリには、カリウムとビタミンAがとくに豊富な野菜です。
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香り成分アピイン&セネリンは頭痛やイライラ解消
セロリには約40種類もの豊富な香り成分が含まれています。
その中の成分「アピイン」や「セネリン」には、精神を落ち着かせる沈静効果があり、不眠やイライラ解消、頭痛、気持ちをリラックスさせる効果が期待できます。
好き嫌いのあるセロリの独特の香り(ニオイ)ですが、心を落ち着ける働きもあるので有効に活用したいですネ。
カリウムは高血圧予防
セロリにはミネラルの一つであるカリウムが多く含まれています。
カリウムは浸透圧変化による血管の伸縮を防いで、血圧を安定させるという働きがあります。
カリウムは過剰な塩分を排出してくれるため、高血圧の予防になります。
他にもカリウムは、むくみの予防や筋肉の機能を正常に保つ働きがあります。
ビタミンA 皮膚の保護
ビタミンAは、別名βカロテンとも呼ばれ、皮膚や粘膜の保護効果が期待できます。
ビタミンU 胃の保護
ビタミンUは、胃腸薬にも含まれる成分で、胃酸分泌を抑制し、胃腸の粘膜修復に役立ちます。
ビタミンC 美肌
ビタミンCは、美肌に欠かせない成分でコラーゲン生成を助けてくれます。
ビタミンE 老化予防
ビタミンEは、老化の原因にもなる活性酸素により体内の錆びを防止してくれます
食物繊維 腸内環境を整える
食物繊維は、腸内環境を整えてくれますので、便通にも期待できます。
私の場合、セロリを生で多めに食べると翌日は自然なお通じがだいたいあります。
便秘でお悩みの方にもセロリはおすすめの野菜です。
セロリの食べ方・保存方法
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こちらではセロリの保存方法や食べ方についてご紹介します。
おすすめの食べ方
油と一緒に調理して吸収力アップ
セロリに含まれているβ-カロテンは、油と一緒に調理することで吸収力がアップします。
また、香りが苦手という方は、油と一緒に炒めることでより食べやすくなります。
栄養を余すことなく摂りたい場合は、スープや炒め煮などにするのがおすすめです。
葉も茎も一緒に食べる
茎を食べるイメージがあるセロリですが、実は茎よりも葉に栄養があります。
皮膚を健康に保つβ-カロテンや、疲労回復にはたらくビタミンB群が含まれるため、茎も葉もまるごと食べるのがおすすめです。
セロリの保存方法
セロリの茎と葉は、それぞれ切り離してビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に立てるように保存しましょう。
セロリはどんな野菜?
セロリは、セリ科オランダミツバ属の淡色野菜です。
日本では主に、長野県と静岡県の2県で全国の出荷量の7割を生産していますが、日本で流通している多くはアメリカから輸入されたものです。
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まとめ
セロリはヨーロッパで万能薬といわれるほど、豊富な効能をもつ野菜なんです。
セロリは香りが強いため、肉や魚のくさみ消しや、煮込み料理の香りづけにも活用することができます。
いつも同じスパイスやハーブを使っている方は、ぜひセロリも使ってみてはいかがでしょうか?
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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