シイタケが苦手な方にもお知らせです。
秋の味覚シイタケはどなたにもおすすめしたい野菜です。
種類の多いキノコの中でも定番はシイタケ。
いろいろな料理に使われて日本食には欠かせない食材です。
シイタケは健康に良い成分が豊富に含まれています。
天日干しすると栄養成分は2倍になるともいわれています。
シイタケの栄養成分は、血管の若返りやガン予防効果も期待されています。
シイタケの栄養成分と健康効果、栄養を逃がさない調理のコツ、保存方法などご紹介します。
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目次
シイタケの栄養成分と健康効果
シイタケの主な栄養成分と期待される健康効果についてご紹介します。
シイタケの栄養成分 エリタデニン
エリタデニンはシイタケ特有の成分なんです。
理由は、エリタデニンはキノコの中でもシイタケとマッシュルームだけに含まれる栄養成分で、マッシュルームにはごく少量しか含まれていないからです。
エリタデニンはコレステロール値を調整するはたらきから、メタボリックシンドロームや高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病の予防が期待されています。
シイタケの栄養成分 β(ベータ)-グルカン
β-グルカンシはイタケ以外にもキノコ類に多く含まれる多糖類の一種です。
β-グルカンは免疫力を高めるといわれていて、病気から体を守るはたらきが期待されています。
感染症の予防にも免疫力をアップすることが重要だといわれています。
精製されたβ-グルカンのレンチナンという化合物は、胃ガンにおいて化学療法との併用で、生存期間の延長効果が認められています。
※レンチナンは、1985年には抗悪性腫瘍剤として承認され、現在でも医薬品として癌患者に処方されています。
シイタケの栄養成分 食物繊維
6番目の栄養素でもある食物繊維がシイタケやキノコ類に豊富に含まれています。
シイタケには特に不溶性食物繊維が多く含まれています。
便通の改善にも食物繊維は必要です。
便秘には「不溶性食物繊維2:水溶性食物繊維1」のバランスで摂取するのがベスト。
シイタケを食べる場合は、水溶性食物繊維を含む海藻類、豆類、コンニャクなどと一緒に摂ることで便秘改善に期待できます。
腸活することで糖尿病予防や肥満予防、ダイエットにも期待できます。
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シイタケの栄養成分 ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収を高めるほか、骨の成長や免疫力を高めるはたらきがあるため、丈夫な体づくりには欠かせない栄養成分です。
食べることで骨や歯が元気に、また骨がもろくなり骨折しやすくなってしまう「骨粗しょう症」の予防にも期待されています。
さらに、ビタミンDが、脳を酸化ストレスから保護することや、ドーパミンやノルアドレナリンなどの、神経伝達物質の働きを改善させる働きがあることもわかっています。
「たけしの家庭の医学」でも、脳外科の専門医がビタミンDの摂取を奨励していました。
ビタミンDは、うつ病や認知症などにも期待されている栄養成分です。
こちらの「シイタケに含まれる栄養成分」をご覧くださいネ。
春と秋に収穫し、天日干しによる昔ながらの製法で作っています。
厚肉戻すと濃厚だしのでるぷりぷりの椎茸です。【赤村特産】
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シイタケに含まれる栄養成分表
※各値は菌床栽培の生シイタケ100g中に含まれる栄養です。
エネルギー:19kcal
たんぱく質:3.0g
食物繊維総量:4.2g
カリウム:280g
鉄分:0.3mg
マグネシウム:15mg
葉酸:44μg
ビタミンD:0.4μg(乾燥は12.7μg)
ビタミンDは、乾燥させたキクラゲにも多く含まれています。
キクラゲの栄養成分についてこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧くださいネ。
⇒『キクラゲの栄養素と効能は?免疫力アップに医師も注目?!』
シイタケは天日干しで栄養アップ
シイタケは日光に当てることでビタミンDを増やすことができます。
生シイタケの場合、ヒダの部分(傘の内側)を上にして、1~2時間ほど日光に当てるだけでOKです。
生シイタケを購入されたらぜひ天日干ししてみてくださいネ。
すでに乾燥してある干しシイタケの場合は、太陽光に当てる必要はありません。
でも乾燥機で乾燥させている場合もありますので、ご自分で天日干しされることをおすすめします。
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シイタケの栄養成分を逃がさない調理のコツ
シイタケを調理するときは、洗わずにそのまま使うのがベストです。
洗ってしまうと、逆にシイタケに含まれる栄養成分や、うま味成分が流れてしまうこともあるためです。
汚れが気になる場合は、布巾やキッチンペーパーで拭く程度でOKです。
シイタケの保存方法
シイタケは黒っぽくなるなど鮮度の落ちやすい食材なので、できるだけ早く食べるようにしましょう。
シイタケを保存をする場合は、キッチンペーパーや新聞紙で包み保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
このとき、ヒダの部分(傘の内側)を上(イシズキを上)にするとより傷みにくくなります。
冷蔵で1週間ほど保存可能ですが、それでも2~3日以内に食べ切るのがおすすめです。
また、冷凍保存もできますので、すぐに食べてしまわない場合は冷凍しましょう。
かさ張る場合はスライスや4等分に切ってジップロックに入れて冷凍保存がおすすめです。
1~2ヵ月の保存が可能です。
使うときは自然解凍してください。
シイタケは万能食材!?
シイタケの旬は「秋」というイメージが強いですネ。
でも実は秋と春の2回、旬があります。
自然界のシイタケは、シイの木やコナラ、クヌギなどの枯れ木や倒木に発生します。
日本ではオガクズを使った菌床栽培と、原木を使った原木栽培が広く普及しています。
日本のシイタケの特徴は、うま味と香りが強いということなんです。
シイタケのうま味成分
シイタケには、グアニル酸といううま味成分があって、とくに干しシイタケに多く含まれています。
ほかにも「うま味」成分の代表的なものとしては、昆布のグルタミン酸、かつお節のイノシン酸がありますネ。
グルタミン酸やイノシン酸はどちらも出汁をとる際に活用されています。
生シイタケには、グルタミン酸が含まれていますが、グアニル酸は含まれていません。
生シイタケを干すことでグアニル酸が作られます。
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まとめ
シイタケの栄養成分と健康効果や天日干しで栄養アップすること、保存方法、調理のコツ、うまみ成分などについてご紹介してきました。
使いやすくて栄養成分が豊富なシイタケは、低カロリーという特徴もある食材です。
シイタケのニオイや触感が苦手な方もいらっしゃいますが、健康にも美容にもおすすめしたい食材なんです。
シイタケは、健康維持のためにも必要な栄養成分が豊富に含まれた食材なので、ぜひ積極的に食べてみてくださいネ。
生シイタケは天日干ししてから食べましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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