キクラゲに含まれる栄養素が、免疫力アップやアレルギー予防、ガン予防にも期待できると医師に注目され、テレビでも度々紹介されていますネ。
キクラゲには、日本人が不足していると言われる栄養素の、ビタミンDが多く含まれているとてもうれしい食材なんです。
キクラゲの栄養素と期待できる効能や、医師が注目する理由などくわしく紹介します。
目次
キクラゲの主な栄養素と期待できる効能
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キクラゲは、食物繊維はごぼうの3倍、ビタミンDがきのこ類の中でトップ、鉄分などのミネラルもたっぷりで貧血予防、そして低カロリーのとってもうれしい食材なんです。
ビタミンD(ゴースト血管の改善)
「ゴースト血管」とは、全身に張り巡らされ、命を支えている毛細血管が幽霊のように消えてしまう血管のことです。
全身のあらゆる部分をむしばみ、認知症や脳梗塞、骨粗しょう症などの深刻な病につながることがわかっています。
ゴースト血管の大きな原因のひとつとしてビタミンD不足があげられます。
キクラゲのビタミンD含有量は、「きのこ」の中でもトップなので、ゴースト血管による、認知症や脳梗塞、骨粗しょう症などの改善に期待できるのです。
ビタミンDとβーグルカンとの相乗効果(免疫力アップ)
キクラゲには、βーグルカンという成分も含まれていて、ビタミンDとβーグルカンとの相乗効果で免疫力がよりアップするといわれています。
新型コロナウイルスのような感染症の予防で、手洗いや消毒は大変重要で必要なことですが、同じように重要なことは「免疫力」を高めることだと、感染症の専門の医師が話していました。
免疫力アップには、よい睡眠やバランスのとれた食事、運動を言われました。
キクラゲを摂ることでも免疫力アップに役立つことは嬉しい食材のひとつと言えますネ。
※長芋も免疫力アップにとてもよい食材と言われています。
水溶性食物繊維β-グルカン(血糖値を下げる)
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キクラゲは、水溶性食物繊維β-グルカンが多く含まれていて、血糖値を下げ、余分な糖質を体外へ出す効果が期待できます。
不溶性食物繊維(便秘改善)
キクラゲは、「不溶性食物繊維」が豊富で、腸の中で水分を吸収し大きく膨らみます。
“かさ”が増えることで、腸を刺激し刺激を受けた腸が排便を促すので、便秘に効果的と言われています。
水溶性食物繊維も含まれています。
キクラゲの食物繊維は、乾燥シイタケの約2倍です。
ビタミンB(美肌)
キクラゲの戻し汁には、ビタミンB群が含まれ美肌効果に期待できます。
ビタミンBは、皮膚の活性や代謝が良くなると言われています。
カルシウム(骨を強く)
キクラゲに含まれるカルシウムは、キャベツの約2倍です。
また、実はキクラゲのほうが、牛乳よりグラム換算ではカルシウムが多いのです。
カルシウムは骨を強くし、骨粗しょう症の予防・改善や健康維持に役立ちます。
鉄分(貧血改善)
キクラゲには鉄分も含まれていて、ほかのキノコ類と比べ約10倍含まれています。
※成分の比較 引用:日本食品標準成分表2015年(七訂)
キクラゲには次のような栄養素が含まれるています。
※乾燥キクラゲ100gに含まれる栄養素
ビタミンD:128.5μg
食物繊維:不溶性73.1g、水溶性6.3g
ビタミンB2:0.44mg
カルシウム:82mg
マグネシウム:110mg
鉄分:12.4mg
カリウム:630mg
亜鉛:0.8mg
キクラゲが医師に注目される理由
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近年ビタミンDは、医師にとても注目されている栄養素なんです。
その理由は、こちらのようなビタミンDと、健康に関する研究がどんどん進められているからです。
・糖尿病や心血管系へのかかわり
・大腸癌や前立腺癌、乳癌の予後の関係
・発達障害や統合失調症、認知症とのかかわり
・子宮筋腫や月経困難症、不妊症とのかかわり
・血中ビタミンD低値群では、死亡率が1.26倍に上昇
上記のような、様々な分野での研究報告が集まり、医師も注目している栄養素ビタミンDですが、キクラゲに多く含まれているので、度々テレビでもキクラゲが紹介されていますネ。
キクラゲは、テレビでもよく放映されていて、医師も注目している人気の食材ですが、以前ダイエット効果の実験も放映されていますので、そのときの結果をこちらに紹介しておきます。
キクラゲのダイエット効果
「梅沢富美男のズバッと聞きます!SP」(2019/3/20)で放映された、驚きのキクラゲ効果が下記です。
「LiLiCoと純烈の小田井涼平夫妻」がキクラゲを10日間、毎日食べ続けたました。
そのダイエット効果は?
・体重 -2.6kg
・お腹周り -3.5cm
・皮下脂肪 -20.85%
・内臓脂肪 -10.73%
乾燥キクラゲを毎日5g10日間食べると、体重も脂肪も上記のように減少しました。
キクラゲは、血糖値を下げたり、余分な糖質を体外へ出すと言われていますが、こんなに効果があるとは驚きですネ。
「乾燥キクラゲ」のカロリーは、100グラムあたり167kcalです。(乾燥キクラゲは、戻すと約10倍に増えますので、低カロリーと言えますネ)
ビタミンDの必要性
現在の日本人は、ビタミンDが不足していると言われています。
ビタミンDは、カルシウムや骨の代謝に欠かせない栄養素として知られていますが、その他にもいろいろな健康に対する効用がわかってきています。
・免疫力のアップやアレルギー症状を改善する作用
・細菌やウイルスを殺す「カテリジン」というタンパク(抗菌ペプチド)を作らせる働き
・「β-ディフェンシン」という抗菌ペプチドを皮膚上に作らせ、バリア機能を高めている
ビタミンDの減少は健康に悪影響
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風邪やインフルエンザに罹患
冬場に、風邪やインフルエンザが流行ったり、アトピー性皮膚炎が悪化しやすくなる原因のひとつに、ビタミンDの減少が挙げられています。
ビタミンDは食べ物から摂れますが、太陽(紫外線)を浴びることで体内につくられます。
紫外線が減る冬場は、ビタミンDも減り、抗菌ペプチドも減ります。
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花粉症の発症
花粉症の原因のひとつに腸の関与が言われています。
口から入った花粉などが、腸粘膜の細胞の結合状態が緩む(リーキーガット症候群)ことで、腸壁から漏れ、体内に侵入してアレルギー反応を起こします。
ビタミンDは、この緩んだ腸粘膜の結合状態を改善してくれ、免疫抗体を産みだすことを促し、花粉症の改善に働いてくれます。
つまり、ビタミンDが減ると花粉症が発症しやすくなるということです。
ビタミンDは干しシイタケにも多く含まれています。
冬季うつの発症
近年ビタミンDは、心や神経のバランスを整える脳内物質セロトニンを調節することがわかりました。
セロトニンは、“うつ”などに効果的と言われています。
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冬の抑うつ症状「冬季うつ」は、日照時間の短い冬場に増えますが、日照不足による、ビタミンD合成不足も原因のひとつと言われています。
日焼け対策をして1日15分程度の日光浴で対処したいですネ。
超簡単に作れるキクラゲ料理
キクラゲトースト(ピザ風)
超簡単!乗せて焼くだけのキクラゲ料理です。
朝食におすすめです。
材料(1人分)
・パン1枚
・バター適量
・乾燥キクラゲ5g
・とろけるチーズ
・お好みで卵など
作り方
①乾燥キクラゲを戻します。
②戻したキクラゲを細かく切ります。
③②をパンにのせて、とろけるチーズものせてトーストして完成です。
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まとめ
キクラゲは中国で古くから漢方や薬膳に使用されていました。
キクラゲが日本に伝来したのは、平安時代で食用として用いられたのは、室町時代の後期と言われています。
キクラゲが嫌いな方もいらっしゃると思いますが、優れた栄養素をいろいろと含んでいますので、積極的に摂りたい食材ですネ。
「キクラゲが嫌いな方には、パウダーもありますよ。」
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ここまでお読みいただきありがとうございます。
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