「草津よいとこ~一度はおいで~ア ドッコイショ♪」の歌で有名な草津温泉。
古くから「たっぷり・アツアツ・ピリピリ」三拍子そろった最強と言われる「湯力」が人気です。
また、熱乃湯(ねつのゆ)で実演される「湯もみ」も観ておきたい観光ショーです。
湯もみの説明、公演時間や料金、毎日観れる熱乃湯アクセス方法などご紹介します。
目次
草津温泉の「湯もみ」って?
スポンサーリンク
「湯もみ」は温泉の効能を下げずに温度を下げるのが目的の作業なので、もともとは観光客向けのショーとして始まったわけではないのです。
実は、草津温泉の源泉の温度は、約51℃から熱いところでは95℃以上もあってとても高温なんです。
なので入浴できる温度まで下げなければ入れません。
温度を下げるには源泉に水を入れて薄める(冷やす)のが簡単だと思いますが、その方法だとせっかくの源泉の効能も薄めることになってしまいます。
草津温泉は江戸時代からすでに「湯治」の発祥地として人気でした。
そこで、効能を下げずに温度を下げる方法として、熱い源泉の中に六尺板を入れて、湯をもみ、空気を混ぜ込んで撹拌して、入浴できるまでの一定の温度に下げる「湯もみ」が考案されたわけです。
草津温泉には、こちらの写真のように湯畑(ゆばたけ)があります。
湯畑(ゆばたけ)とは、温泉の源泉を地表や木製の樋に掛け流し、温泉の成分である湯の花の採取や湯温を調節する施設のことなんです。
湯もみだけでなく、湯畑でも湯温を下げる努力をしているわけですネ。
湯もみで「湯をやわらげる」は無し!
スポンサーリンク
草津温泉の湯もみを紹介するホームページや雑誌などで、『湯温を下げて湯をやわらげる』のような表現の記事が載ってることがありますネ。
「温泉の性質が軟らかくなるのか」と勘違いするかも知れませんが、湯もみで湯の性質が軟らかくなることはありません。
温泉水で金属イオンの成分が多くなるほど硬いお湯となります。
つまり硬水ですネ。
でも、湯もみで温泉水の硬度が変化することはないので、つまり、硬水が軟水に変化しないので、湯の性質が軟らかくなることもありません。
湯もみで湯温を下げることを長く伝えているうちにそのような表現も使われるようになったのではと思います。
湯もみした湯に実際に入ってみると、湯温が下がったことで湯がやわらいで感じるのは事実ですけどネ。
湯もみ公演時間
草津温泉の熱乃湯で毎日観れる湯もみの公演時間はこちらです。
◆午前9時30分・10時・10時30分
◆午後3時30分・4時・4時30分
(1日6回公演・メンテンスなどを除く年中無休毎日公演)
湯もみショーの所要時間は約20分間程です。
湯もみを実演される8~10人ほどの“湯もみガールズ”は、若い女性から“大きいお姉さん”までいらっしゃいます。
湯もみガールズが歌いながら六尺板(長さ約180㎝×幅約20~30㎝の大きな板)で湯を混ぜる湯もみショーは人気があります。
湯もみ体験『お客様体験コーナー(無料)に飛び入り参加』をしたい人は、踊りを行う舞台の両脇に、体験できる場所への入り口があるので、最初から舞台付近にいると参加できる確率がアップしますよ。(人数限定なのでお早めに!)
確実に湯もみ体験をしたい人は、土・日・祝日の体験専門の時間帯11:30~14:00(最終受付13:45)に行くとできますので、直接「熱乃湯」チケット売り場でチケット(250円:小学生以上)を買ってくださいネ。
観覧席は1階と2階にあります。
ただ、座れる人数は少ないので観客が多いと立ち見になることもあります。
ひな壇になっていないので立ち見だと観にくいこともあり得ますので要注意です。
湯もみ観覧料金
観覧料金はこちらです。
・大人600円
・小学生300円
障害者手帳のご提示で、ご本人様と付き添いの方1名様のみ半額です。
熱乃湯アクセス方法
熱乃湯(ねつのゆ)
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津414
TEL:熱乃湯 0279-88-3613
TEL:草津温泉観光協会 0279-88-0800
熱乃湯の駐車場は?
「熱乃湯」には駐車場がありませんし、湯畑にも駐車場はありません。
自動車の場合は、最寄りの「湯畑観光駐車場」(ユバタケカンコウチュウシャジョウ)の利用になります。
【湯畑観光駐車場】収容台数180台
(2時間未満) 600円
(2時間未満) 二輪車 300円
湯畑観光駐車場の住所:群馬県吾妻郡草津町草津447-1
tel:0279-88-2704
※草津温泉タウンマップ・アクセスマップ:【こちらをクリック】
自動車で行く場合
自動車で行く場合の詳細は:【こちらをクリック】
電車で行く場合:
上野-高崎-草津の詳細:【こちらをクリック】
東京-軽井沢-草津の詳細:【こちらをクリック】
関西方面-草津(東京・名古屋・金沢経由)の詳細:【こちらをクリック】
バスで行く場合
東京・新宿~伊香保・草津温泉の詳細:【こちらをクリック】
渋谷-軽井沢・草津の詳細:【こちらをクリック】
草津温泉の効能・泉質
江戸時代から“恋の病以外治せる” と言われるほど多くの効能が紹介されています。
泉質は、ph値「pH2.1」で日本屈指の「強酸性」。
1円玉なら約1週間、釘なら約10日程度で溶けてしまいますネ。
草津温泉の湯あたりはぬるっとしていて、肌がピリピリっとするのが特徴。
効能
ビックリするほど多い効能ですが、江戸時代から人気の湯治場だったことも納得できますネ。
信じて温泉に浸かればより効果も期待できるでしょう。
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷、火傷、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病・高血圧症など
熱がある方、体力の落ちている方、重い心臓病の方、高度の貧血の方、進行性の癌や悪性腫瘍の方は入らないようにしましょう。
泉質
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)※湯畑源泉
「たっぷり・アツアツ・ピリピリ」の湯力が人気
スポンサーリンク
草津温泉の源泉は、先述してますようにとっても熱くてしかも豊富、湯あたりはぬるっとしてお肌がピリピリっとなります。
皮膚表面の滅菌も温泉に浸かればわずか10分ほどでOK。
この湯力が「たっぷり・アツアツ・ピリピリ」と言われて草津温泉の人気となっています。
まとめ
「湯もみ」は草津温泉内の数ヶ所で行われていますが、より気軽で親しみやすい形で実演されているのが「熱乃湯」で開催されている「湯もみと踊り」ショーです。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは受け付けていません。