あなたは外から家に帰ってきたとき「うがい」されてますか?

 

「なんだ、うがいか…」と思われますか?

 

たかが「うがい」、と、侮ることなかれ!

 

実は、うがいは風邪やインフルエンザ対策において、マスクと同じくらい重要な役割を果たします。

 

うがいの効果や正しく効果的なうがいの仕方について紹介します。

 

 

うがいの効果とは…?

うがいをすることで喉に付着した細菌やウイルスを追い出せます。

 

さらに線毛を刺激することで粘液の分泌を促進する効果があり、より効果的に細菌やウイルスの侵入を防ぐことができます。

 

このようにたかが「うがい」ですが、うがいには大きな効果があると言われています。

 

※ただし、うがいをするより水を度々飲んで、胃酸で細菌やウイルスを殺す方が効果的という説もあります。

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細菌・ウイルス3つの感染経路

ご存知と思いますが、細菌やウイルスの感染経路について確認しておきましょう。

 

1.感染経路には、主に空気中のウイルスや細菌を取り込むことで感染する「空気感染」

 

2.ウイルスや細菌の付いた手などが粘膜に触れて感染する「接触感染」

 

 

3.咳やくしゃみなどで飛び散ったウイルスや細菌が粘膜に触れて感染する「飛沫感染」

 

上記のように感染には3種類の感染経路があります。

 

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咳・鼻水・発熱の原因

 

吸い込まれた細菌やウイルスは、鼻や喉の粘膜に付着して増殖します。

 

この細菌やウイルスを身体から追い出そうとする反応として咳や鼻水、発熱などの症状が出ます。

 

 

喉のバリア機能

 

喉には、細菌やウイルスの侵入を防ぐバリア機能として以下のようなものがあります。

 

線毛と粘液

 

線毛は喉にある毛のような組織で、喉を保護するために分泌された粘液を運びます。

 

この粘液が細菌やウイルスを包みこんで身体に害を及ぼさないようにします。

 

 

扁桃(へんとう)

 

外から侵入してきた細菌やウイルスを攻撃する役割のある器官です。

 

 

このような防御器官があっても、細菌やウイルスが大量に侵入したり、免疫力が低下していると身体を守りきれない場合があります。

 

 

そこで役に立つのが“うがい”なんです!

 

 

正しいうがいの仕方

 

さて、続いては正しい効果的なうがいの方法を紹介していきます。

 

 

うがいは「コップ」から

 

正しいうがいは、まず清潔なコップを用意することから始まります。

 

 

汚れたコップには、細菌やウイルスが繁殖している可能性があるので必ず清潔なコップを使用しましょう。

 

ぬるま湯がポイント

 

コップの準備ができたら早速うがいをしていきますが、この時ぬるま湯(30~32℃くらい)を使うのがポイントです。

 

 

細菌やウイルスに対抗する白血球は水よりも、ぬるま湯を使ったほうが活発にはたらくため、より風邪やインフルエンザの予防効果を高めることができます。

 

 

正しいうがいの仕方

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ぬるま湯が準備できたら、以下のような手順でうがいをしていきましょう。

 

1.いきなり「ガラガラ」とうがいをせずに、まずはぬるま湯で口の中をすすいでください。

 

 

食べ物のカスなどが残っている場合、そこにも細菌が繁殖している可能性があります。

 

まずは口の中をすすいで、清潔にしましょう。

 

 

2.次に、ぬるま湯を口に含み、上を向いた状態で15秒ほどうがいをして、ぬるま湯を吐き出します。

 

 

3. 続いて、数回うがいを繰り返しながら、「あー」や「おー」などと声を出したり、首を傾け、角度を変えながら行ってみてください。

 

 

こうすることで喉の奥、また喉の横側についた汚れや細菌、ウイルスもしっかりと洗浄することができ、効果が増します。

 

 

うがいを終えたら、ウイルスや細菌が繁殖しないように使ったコップをしっかり洗うことも重要です。

 

 

「ピコ太郎さんの手洗い動画です♪」

 

 

 

 

うがいを緑茶や紅茶でする場合の注意点

 

 

お茶に含まれるカテキンに抗菌力があるので、うがいに緑茶や紅茶を使われている方も多いと思います。

 

作り立ての緑茶や紅茶なら効果的です。

 


でも、新鮮でないと問題ありなんですよ。

 


問題の理由ですが、つくり置きしていた緑茶や紅茶は、細菌類が水より増えやすくて、うがい用には良くないのです。

 


作り立ての新鮮な緑茶や紅茶でうがいすることが大切ですネ。

 

※テレビの「主治医が見つかる!」(2020/01/09)で見たのですが、緑茶のうがい効果を支持してる医師は、約55%で不支持が約45%のデータがありました。

 

 

私たち素人が迷うので、あまり医師の意見は割れて欲しくないですよネ。

 

もちろん、うがいの効果は認めていましたけど。

 

 

この市販されているうがい薬は、喉や口などに炎症がある場合の治療目的でしたら効果が期待できます。

 

でも、健康な人がインフルエンザなどの予防目的で使うと常在菌を乱すこともあるんです。

 

うがい薬の方が効果的かなと思いがちですが、悪影響がでる可能性もあるので要注意です。

 

予防目的のうがいなら、水道水(ぬるま湯)ですることが望ましいといえますネ。

 

身近で手軽で安い水道水(ぬるま湯)で、うがいをたびたびするほうが予防に効果的なんです。

 

 

ウイルスの予防には、うがい、手洗い、アルコール消毒、マスクが必要です。

 

コロナウイルスもマスク、手洗い、うがい、が必要で特にアルコール消毒が有効と医師がテレビで言っていました。

 

特効薬が作られるまで自己防衛しかありません。

 

ポイントは免疫力を落とさないこと。

 

免疫力を落とさないためには、無理をしないこと。

 

バランスのとれた食事、しっかりした睡眠、いずれも大切なことですネ。

 

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まとめ

 

うがいの回数に絶対的な決まりはありませんが、外から帰ってきた時などは特に意識して行うようにしてくださいネ。

 

 

マスクの使い方とあわせて、正しいうがいの方法をマスターして、さらに効果的な風邪・インフルエンザ予防を行いましょう。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。