畳の材料として有名なイグサ。
日本の風土に合ったイグサは、その高い効果もあり古くから身近に利用されてきました。
実はイグサは、「食物繊維」が豊富でサツマイモの10倍以上も。
食物繊維はコレステロールの改善や血糖値の改善などが期待できます。
そこで今、『食べるイグサ』が注目されています。
目次
イグサは古くから薬草としても食べていた
イグサには抗菌効果があり、古くから薬草としても使用されたり、食べることで食中毒の予防に期待できます。
イグサは、実は食物繊維が多いとされるパセリやモロヘイヤ、サツマイモよりも食物繊維が豊富に含まれていて、その量はサツマイモの10倍以上もあるといわれているほどです。
食べるイグサの食物繊維の効果
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食物繊維は、コレステロールの改善や血糖値の改善、便秘の改善などが期待できます。
イグサを食べるイメージはあまりなかったかも知れませんが、生産地でもある熊本県などでは、プリンやドリンク、ケーキなどのスイーツに至るまで、イグサを使った食品が販売されています。
水に溶かして飲む粉末タイプは、ネット販売などでも簡単に手に入れることができますので手軽に試してみてくださいネ。
「いぐさ野菜の粉は抹茶粉末のように、何にでも混ぜて食べれます。」
「いぐさ茶は有機栽培の釜炒り茶と、緑黄色野菜いぐさ粉末のブレンドティ。」
「食べるイグサは、無農薬で栽培されていることが嬉しいですよネ。」
イグサとは?
イグサは、国内では主に熊本県を中心に生産されており、畳表(たたみおもて)やゴザなどの材料となる多年草です。
イグサは縄文・弥生時代から
縄文・弥生時代の遺跡からもイグサを使用した敷物などが発見されていて、長い歴史がある植物なのです。
イグサは内部がスポンジ状になっていて、表面にはたくさんの気孔があります。
それにより、保温や断熱性、有害物質を吸着する機能が期待できます。
食べるイグサに含まれる成分
イグサには殺菌作用のある「フィトン」や、バニラの香りである「バリニン」などリラックス効果のある香り成分がいくつも含まれています。
食べるイグサの効果
イグサを利用した畳やゴザなどは現在でも使われていますが、その理由はイグサの高い効果にあります。
こちらにいくつかご紹介します。
イグサの抗菌効果
イグサには強い抗菌作用があり、有害な菌の増殖を抑えてくれる効果があります。
イグサの保湿、断熱効果
イグサはその構造から多くの空気を含んでいて、熱を伝えにくいという性質があります。
夏は涼しく、冬は暖かく快適に室内を保ってくれます。
イグサの空気清浄効果
スポンジ状の構造によって空気を含むだけではなく、空気中の有害物質を吸着してくれます。
そのためフローリングなどの部屋に比べ、畳を使用している部屋の空気はきれいに保たれます。
イグサの消臭効果
有害物質のほかにも、イヤなにおいの原因となる化学物質や汗のにおいも吸着してくれるため、においがこもりづらくなります。
イグサを活用しよう!
畳のように大きなものは、すぐに取り入れることが難しいですが、現在は小物をはじめカラフルでおしゃれなものも多く販売されています。
クッションや座布団、ラグなどをイグサを使ったものに変えてみるというのもおすすめです。
洋間でもワンポイントで、イグサで作られた製品を置くとリラックスできますよ。
ぜひお試しくださいネ。
身近にイグサ製品がある家庭は少ないかもしれませんが、昔からあるものにはそれなりの理由があります。
なにしろ、イグサは縄文・弥生時代から使われていたのですから。。
いつの季節にもイグサを使った製品はおすすめですので、健康のためにも快適に過ごすためにも活用してみてくださいネ。
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まとめ
熊本ではイグサの需要が年々減り続け、今では最盛期の20分の1ほどにも。
そこで地場産業を何とか残したいと思い食べるイグサにたどりつきました。
きっかけは、イグサ農家の人が口淋しいときにイグサをかじっていたことです。
最初は、無農薬栽培では採算が取れないと作る人がいなくて困りました。
また、当初はイグサを食べるということに抵抗があり、売れませんでした。
しかし、さまざまな苦労を経て今では全国に販売できるようになりました。
これからも、食べるイグサに含まれる健康成分の良さから、もっと認知され多くの人々に食されることでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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