「脂肪肝」とは肝臓に中性脂肪が過剰にたまることです。

 

脂肪肝を放置していると肝硬変や肝臓ガンになったり、他の臓器や血管のガンになるリスクも高めるとNHKの「“隠れ脂肪肝”が危ない」で紹介されました。

 

 

医師が作成した隠れ脂肪肝のリスクを簡易的に調べられるチェックリストがあるので、あなたの脂肪肝のリスクがどれほどあるか確認できます。

 

 

隠れ脂肪肝のチェック方法を2つ紹介

 

 

チェックの方法ですが、1つは今ここで簡単に隠れ脂肪肝のチェックができますのでお試しくださいネ。

 

もう1つは健康診断などで血液検査を受けると検査報告書がもらえますが、その中で「AST」と「ALT」と「血小板数」がわかればできます。

 

 

まず、今ここで簡単にできる方法はこちらです。(約50秒でできます)

 

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『隠れ脂肪肝リスクチェック』その①

 

隠れ脂肪肝リスクチェック』【“隠れ脂肪肝”が危ない NHKスペシャル】

 

上記でリンクしない場合は下記でチェックしてください。(カッコ内の数字を合計します)

 

 

Q1 夜食を食べますか?(寝る前2時間以内の食事も含む)

毎日食べる(3) ときどき食べる(2) 食べない(0)

 

 

Q2 通勤や買い物などの移動に車を使う?

ほとんど車(2) ときどき車(1) 使わない(0)

 

Q3 ジュースなどの甘い飲み物を飲む?

毎日飲む(3) 週に1回は飲む(2) ほとんど飲まない(0)

 

 

Q4 20歳のときと比べて10kg以上太った?

太った(2) 太ってない(0)

 

 

Q5 たんぱく質が多く含まれる食品を食べている?(肉、卵、豆類、乳など)

ほとんど食べない(2) あまり食べない(1) よく食べる(0)

 

 

Q6 平均の睡眠時間は?

6時間未満(1) 6時間以上(0)

 

Q7 多量のお酒を飲む頻度は?(日本酒3合、ビール1500ml、ワイン1本、焼酎300ml)

ほぼ毎日(8) 週3回程度(3) 週1回(2) 多量には飲まない(0)

 

 

チェックの合計で隠れ脂肪肝のリスクがわかります。

・5以下:リスク低
・6~7:リスク中
・8以上:リスク高

 

あなたの肝臓は大丈夫でしたか?」

 

 

次にもう1つのチェック方法【FIB-4 indexの計算】を紹介します。

 

 

『FIB-4 index』でチェックその②

 

FIB-4 indexの計算式には、「年齢」、「AST」と「ALT」と「血小板数」が必要です。

 

FIB-4 indexの計算式

 

FIB-4 index=(年齢×AST)/(血小板数×ALT^1/2)

 

※FIB-4 indexを計算できるサイトこちらでできます。

 

FIB-4 indexの結果(数値の見方)

 

NHKの番組内(隠れ脂肪肝)では、下記のように紹介されましたので参考にして下さい。

 

・1.3未満の場合は経過観察
・1.3以上の場合は要注意となり、専門医で詳しい検査
・2.67以上では肝硬変やその一歩手前まで進行している疑い

 

 

 

「私もチェックしてみたのですが、結果は1.3以上で要注意でした・・・」

 

 

私の「AST」と「ALT」と「血小板数」は基準範囲でしたが、FIB-4 indexで計算すると1.85でした。

 

「1.3以上の場合は要注意となり、専門医で詳しい検査」に該当するのでショックです。

 

血液検査では正常でも、実際は脂肪肝だったという「隠れ脂肪肝」ということです・・・

 

あなたも気になる生活習慣をされているのでしたら、ぜひチェックしてみてくださいネ。

 

 

肝硬変になると治らないのですが、『隠れ脂肪肝』は運動や食べ物などで治すことができますので。

 

隠れ脂肪肝を治す方法はこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧くださいネ。

隠れ脂肪肝にスクワットと有酸素運動おすすめ!NHKスペシャル

 

 

 

隠れ脂肪肝の検査は「フィブロスキャン」が最適

 

 

フィブロスキャンは、超音波を使って肝臓の状態を調べる最新機器で数値でわかります。

 

同じように超音波を使う「エコー」では、脂肪肝はわかりますが数値は出ません。

 

 

実は人間ドッグの超音波検査も、「フィブロスキャン」より精度が低いのです。

 

肝臓の約30%で脂肪化が進んでいないと、「脂肪肝」とわかりません。

 

 

なので、軽度の脂肪肝を見落とす可能性もありなんです。。

 

 

肝臓が心配な方は、ぜひ「フィブロスキャンで検査を受けましょう!」って言いたいのですが、設置している病院がかなり少ないのです。

 

 

日本全国でもまだ100施設程度(2019年6月5日現在)なんです。

 

これから増えるとは思いますけどネ。

 

私の住んでいる“市”で検索してみたのですが、ありませんでした。

 

それで、“県”で調べると2つの病院にフィブロスキャンがありました。

 

どちらも有名で大きな病院ですが、とくに1つは世界でも初めてというような難しい手術を最先端の技術で成功させたりして、TVニュースでも紹介されることが何度かある有名な大病院です。

 

 

ただ、私の家からは遠くて車で行っても2時間ほどかかります。

 

片道が2時間ですから、フィブロスキャン検査を受けようと思えば、ほぼ1日がつぶれてしまうってことになります。

 

もう少し近くの病院にあれば、ぜひ受けたいんですけど。

 

だって、「FIB-4 index」で調べると隠れ脂肪肝で要注意でしたので、、、。

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まとめ

 

近年、食べ過ぎや運動不足が原因の脂肪肝が増えています。

 

自覚症状もなく健康診断でも分からない「隠れ脂肪肝」の人は、国内で1000万人近くいるとも言われています。

 

脂肪肝は治せるので早めに発見しましょう。