あなたは犬や猫などのペットを飼っていますか?

 

 

もちろん、「ペット」というよりも「家族の一員」として一緒に暮らしている方がほとんどではないかと思います。

 

でも、ペットとのスキンシップによって実は気づかないうちに、「パスツレラ症」という病気にかかっている可能性がありますよ。

 

いつも診てもらう獣医さんに教えてもらった、犬や猫を飼う際に知っておきたい、パスツレラ症について解説していきますネ。

 

 

パスツレラ症って?

 

パスツレラ症は、パスツレラ菌という菌に感染することで発症します。

 

主な感染源は、犬や猫、うさぎなどのペットとして飼われるような動物をはじめ、ほ乳類の多くがこの菌を保有しています。

 

 

さらには、猫が100%、犬は15~75%がパスツレラ菌を保有しているといわれています。

 

なので、ペットを飼っている人にとっては身近な菌なんですよ。

 

パスツレラ症は「日和見感染症(ひよりみかんせんしょう)」といい、健康な人には発症しないんですが、免疫力の低下など体が弱ったときに起こります。

 

スポンサーリンク




 

パスツレラ症の感染原因

 

感染の原因としては、下記のようなことがあげられます。

 

・ペットに噛まれたり、引っかかれる

・ペットへのキスや、口移しなどで餌を与える

 

 

まれに飛沫感染することもありますが、主な原因はペットとのスキンシップによるものです。

 

あなたも、スキンシップはいつもされてると思います。

 

我が家にもチワワがいますが、寝るときは私の布団で寝てるんですから危険ですよネ、、、。

 

 

 

パスツレラ症の症状

 

 

パスツレラ症は、呼吸器と皮膚に症状が出やすいという特徴があります。

 

風邪のような症状が出たり、重症化した場合は肺炎になるケースもありますよ。

 

 

また、皮膚に症状が出る場合、皮膚が赤く腫れる、患部に激痛が走る、など。

 

中には、悪化して骨髄炎や敗血症などの重い病気に発展する場合も……。

 

かなり厄介な病気なんですよ。

 

 

 

危険な思い込み「私は大丈夫!」

 

パスツレラ症は犬や猫には、ほとんど症状があらわれません。

 

そのため普段の生活で、飼っているペットが保菌しているかどうかを判断することは難しいと思います。

 

でもですネ、元気で健康な場合は、パスツレラ菌が自分の身体に入っても発症することはないんです。

 

 

ただ、前述していますように、パスツレラ症は身体が弱っているときに発症する、日和見感染症なので注意が必要ですよ。

 

 

今まで一度も発症したことがない人でも、今後発症する可能性は十分にありますので、「私は大丈夫!」と考えずに、頭の中に置いておくようにしましょう。

 

スポンサーリンク




 

パスツレラ症予防方法

 

パスツレラ症を予防するためには、ペットとの距離を上手に保つことが必要なんです。

 

・就寝時はペットと部屋を分ける

・口移し、キスなどは避ける

・こまめに爪切りをする(猫の場合)

 

 

上記のことをいつも心がけましょう。

 

 

また、パスツレラ症は菌に感染してから、30分~2日間の間に発症することが多いため、もし噛まれたり引っかかれたときは、2日程度は傷口が悪化していないかを確認するようにしてくださいネ。

 

 

パスツレラ症の応急処置

 

気をつけていてもじゃれている最中に、引っかかれたりということは多いかと思います。

 

そのときは傷口を水洗いして必ず消毒をしましょう。

 

 

また、傷口が腫れる、痛みが続くなどの場合は、感染の可能性を考えて早めに医師にみてもらいましょう。

 

 

ひどくなってからでは、最悪の場合、手術が必要なこともありますので、ケガや病気にはなにごとも早めの対処が肝心ですよ。

 

スポンサーリンク




 

癒されたいときこそ危険!?

 

 

 

「あなたは大丈夫でしょうか?」

 

疲れているときこそ、「可愛いペットに癒されたい!」ということもありますよネ。

 

でも、そういったときは、免疫力が下がっている可能性もあります。

 

飼い主のあなたが倒れては、飼っているペットも悲しい思いをしてしまいますネ。

 

ペットとの距離はきちんと分け、一緒に楽しい生活ができるようにしましょう!

 

 

わかっていても、これがなかなか難しくてできないですけどネ、、、。

 

 

「猫のひっかき傷」も侮るとかなり危険なんですよ。

 

こちらの記事『猫のひっかき傷と対処※放置は危険!猫ひっかき病になることも!』で紹介していますので、ぜひご覧くださいネ。

 

 

【人気の関連記事】

猫のひっかき傷と対処※放置は危険!猫ひっかき病になることも!

老犬が水を飲まない注射器でも駄目で鶏肉スープを与えたら大成功

ペットケアを学んでおけば犬や猫が加齢や病気になっても安心です!

 

 

まとめ

 

パスツレラ菌に感染しないためには、ペットとの距離に注意が必要で、異常があればすぐ専門医に診てもらいましょう。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。