「脂肪」っていうとなんとなく良くないイメージがありますよネ。

 

「〇〇脂肪が多いと……。」なんて話を耳にすることよくありますし。

 

いくつか種類がある脂肪ですが、意外と違いがわかっていないこともありますネ。

 

脂肪は増えすぎると肥満になり、生活習慣病をはじめ、さまざまな病気のもととなります。

 

脂肪の種類と働きを知って、必要以上に脂肪を溜めないようにし、肥満や生活習慣病の予防をしましょう。

 

「脂肪の種類」ってどんなものがあるの?

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まず「脂肪」に似たものとして「脂質」がありますが、脂質は身体を構成している成分のことです。

 

脂肪はその脂質の中の1つであり、動植物に含まれている栄養素のことを指します。

 

脂肪は、もともと身体のエネルギー源であり、身体に必要なホルモンなどを作り出すほか、体温を保つ働きや、内臓を外側の衝撃から守るという働きがあります。

 

こちらでは脂肪の種類について簡単に紹介します。

 

中性脂肪

中性脂肪とは血液中の脂肪のことで、別名は「トリグリセライド」といいます。

 

中性脂肪は身体のエネルギーとして利用され、そのエネルギーが余ったときには、蓄えるという働きもあります。

 

中性脂肪は、糖質のように私たちにとって大切なエネルギー源となるものなので、「中性脂肪=悪者」ではありません。

 

 

血液検査で数値を調べることができ、この中性脂肪が必要以上に増えると、以下で紹介する皮下脂肪や、内臓脂肪の増加につながってしまい、血液が固まって血流を妨げてしまうことがあります。

 

血液が固まってある部分に血液が流れなくなって、その箇所の細胞がダメになってしまう状態のことを「梗塞(こうそく)」といいます。

 

 

なので、中性脂肪が増えすぎると心筋梗塞脳梗塞というとても危険な病気にもなりやすく注意しなければなりません。

 

 

中性脂肪は、アルコールや甘いもの(糖分)の摂取で増えやすくなります。

 

なので、お酒をよく飲む人や、おやつでケーキなどをよく食べる人は、中性脂肪が増えやすいので注意が必要ですネ。

 

 

お酒や甘いものの制限がつらい人には、「イヌリンプラス」が便利。

 

 

菊芋に多く含まれる成分イヌリンは、中性脂肪を減らす働きがあります。くわしくは、こちらのページ「菊芋の効能と副作用※摂りすぎると危険な成分もあるので要注意!」をぜひお読みになってくださいネ。

 

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皮下脂肪

体温を維持するための保温効果と、外部の衝撃から内臓を守るための、クッションとしての役割があります。

 

お腹やおしり、ふとももなど、皮膚の下につき、つかむことのできる脂肪のことです。

 

つきにくい脂肪ではありますが、逆に一度ついてしまうと減らしにくくなります。

 

女性ホルモンの影響で、特に女性はこの皮下脂肪がつきやすい傾向にあります。

 

 

内臓脂肪

 

主に腸のまわりにつき、皮下脂肪と同様に内臓を守る、クッションの役割をしている脂肪。

 

皮下脂肪とは違い、つきやすい反面、減らしやすいという特徴もあり、見た目にはわかりにくく、男性につきやすい脂肪です。

 

内臓脂肪が増えると、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病だけでなく、心筋梗塞・脳梗塞・動脈硬化などの重症、さらには認知症の危険性もあります!

 

 

それぞれの脂肪をコントロールしよう!

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脂肪は摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと、どんどんと溜まってしまい、肥満につながります。

 

肥満になると生活習慣病をはじめ、さまざまな病気のもととなります。

 

 

生活習慣病とは

生活習慣病とは、生活習慣(食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒など)が原因で発症・進行する病気のことです。

 

 

食習慣が原因の病気:糖尿病、肥満症、高脂血症、高血圧症、大腸がん、歯周病などがあります。

 

運動不足が原因の病気:糖尿病、肥満症、高脂血症、高血圧症などです。そして、これらが進行すると、心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患に発展するリスクが高まります。

 

喫煙が原因の病気:肺がん、慢性気管支炎、循環器疾患などがあります。

 

過度な飲酒が原因の病気:肝硬変や脂肪肝などの肝疾患です。

 

 

生活習慣病は、発症すると治りにくいので予防が重要です。

 

生活習慣病の予防は、規則正しく、栄養のバランスが取れた食事と適度な運動、そしてストレスを上手に発散して精神的にも健全な生活をすることが大切です。

 

 

「成人病」→「生活習慣病」になった理由

 

以前は、加齢によって発症・進行すると考えられていたので「成人病」と呼ばれていましたが、子供の頃からの生活習慣が原因となって発症することがわかり、「生活習慣病」と改められました。

 

 

脂肪を溜めないためには以下のことに気を付けるようにしましょう。

 

 

食事と運動のバランスを考える

食事

 

脂肪に直結するカロリーを抑えるためには、食事の量に気を付けることが大切です。

 

でも、極端に食事の量を減らしてしまうのは逆効果。

 

急激に食事の量を減らしてしまうと、逆に脂肪(エネルギー)を溜め込んでしまい、身体が脂肪を燃焼しづらくなってしまいます。

 

1日3食を基本に、規則正しい時間に、バランスのとれた食事を意識し、腹8分目の食事を心掛けるようにしましょう。

 

 

運動

有酸素運動などのウォーキングや水泳、サイクリングなどは脂肪の燃焼を促進してくれます。

 

また、筋肉を鍛えると、基礎代謝が上がり、普段でも脂肪が燃焼しやすくなります。

 

自分のできる範囲で継続していくようにしましょう。

 

 

少し異なる!体重を減らすこと=脂肪の減少

 

なお、体重を減らすこと=脂肪の減少、とは少し異なります。

 

体重が減ったのは、必ずしも脂肪が減ったから、というわけではなく、筋肉や水分が減ったからという可能性もあります。

 

体重をみるのではなく、体脂肪を目安にするようにしましょう。

 

 

体脂肪の減少で中性脂肪も減る

 

「体脂肪」は基本的に皮下脂肪と内臓脂肪を指しますが、体脂肪が減少することで一緒に中性脂肪も減っていきます。

 

また、中性脂肪を減らすことで、体脂肪は減少します。

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まとめ

 

食べるものに溢れている現代は、「いつでも食べられる」という誘惑があります。

 

だからこそ、しっかりと食事や運動を管理することが大切ですネ。

 

冬場は運動が少なくなりがちな季節ですが、そんなときは食事のバランスを考えながら過ごしてみましょう。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。