キクイモ(菊芋)が、薬でもなかなか効果が出にくい、中性脂肪を減らす働きがあると医師も認めて注目されています。

 

キクイモの糖質には、デンプンが含まれていなくて「イヌリン」という多糖体で構成されているんですって。

このイヌリンがいろいろな健康機能を持っているので人気なんですネ。

 

中性脂肪を減らすイヌリンの働きや副作用について、40代女性の中性脂肪の数値が、5日間で下がったイヌリン摂取の食生活検証など詳しく紹介していきますネ。

 

キクイモは「名医とつながる!たけしの家庭の医学」でも紹介されました。

 

イヌリン摂取で40代女性の中性脂肪値が5日間で減少


中性脂肪の数値152の40代女性が、イヌリンを多く含む野菜を使った食事で5日間生活。

 

「どうなったと思います?」

 

なんと、、、「中性脂肪の数値が139になっちゃいましたよ!」

 

中性脂肪の基準値は、150なので完全に正常値の範囲です。

 

150をオーバーしてたのにイヌリンのパワーって凄いですよネ。

 

中性脂肪は、薬でもなかなか減らせなくて、あきらめてしまう人もいるくらい効果が出にくい厄介なもの。

 

 

テレビで紹介された40代の女性は、アルコール大好きで検証中も毎日飲んでいました。

 

もちろん炭水化物も大好きでいつも通り摂取。

 

イヌリンを多く含む野菜をいつもの食事メニューに加えただけの普段通りの生活でした。

 

だだし、イヌリンは1日の摂取量10gを目標として検証。

 

 

中性脂肪で悩まれている人には、こちらのイヌリンのこと教えてあげたいです。

 

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中性脂肪が50歳以上でも基準値以下の人が多い町

 

番組で徳島県の美馬市脇町の50~80代の方々15名の協力で中性脂肪の数値を計測しました。

なんと、11人が基準値(150)以下だったのです。

 

この年代でしたらもっと中性脂肪の数値が高い(150以上)方がいてもおかしくない年齢ですよネ。

 

そして、基準値以下だった方々は、全員がキクイモを毎日食べられていたんです。

キクイモのイヌリンをしっかり摂取すれば、中性脂肪の改善になるということですネ。

 

 

私、炭水化物も甘いものもアルコールも大好きなんですよ、、、

なので「中性脂肪が心配・・・」なんです。

 

 

ブヨブヨ贅肉が体につくのもイヤだし、病気には絶対なりたくないし。。

 

でね、キクイモ探してたらこんなのもあったんですよ。

 

「これなら、お菓子感覚で食べられちゃいますよネ」

 

 

 

キクイモのようにイヌリンを多く含む野菜たち

 

 

あなたが、キクイモを食べたいと思われても、近くのスーパーではなかなか見つからないと思います。

 

なので、イヌリンを多く含む身近な野菜を紹介しておきますネ。

ちなみに、キクイモのイヌリン含有量は18g/100gなんです。

 

  1. ニンニク12.5g/100g
  2. ゴボウ5.4g/100g
  3. タマネギ4.3g/100g
  4. アスパラ2.5g/100g
  • カボチャ0.1g/100g
  • レンコン0.1g/100g
  • 山芋0.1g/100g

 

 

ニンニクはやはり健康野菜の王様といわれるだけあって凄いですネ。

 

キクイモと大きく変わらないほどイヌリンを含んでいますよ。

 

テレビで紹介された女性は、これらの野菜たちからイヌリンを1日に10g摂取できるように献立をつくったんです。

 

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イヌリン1日10g摂取のメニュ例

 

中性脂肪が減るのか検証した女性が食べた一例が下記です。

 

昼食–ハヤシライスにアスパラを添える+タマネギスープ(イヌリン6.8g摂取)

夕食–もつ鍋ゴボウ入り+チジミタマネギ入り+アスパラとタマネギのサラダ(イヌリン5.1g摂取)

 

上記のイヌリンの摂取量は、11.9gになりました。

 

このように、イヌリンを多く含む野菜を組み合わせれば、1日に10g摂取はそんなに難しくないです。

 

ニンニク使えば簡単なんですが、臭いがあるので毎日というわけにはチョットいかないですネ。

 

あなたが中性脂肪のこと気にされているのでしたら、キクイモがよいと思いますよ。

 

 

 

イヌリンはなぜ中性脂肪を減らせるの?

 

 

テレビで医師が説明されたことをまとめてみました。

 

食事などで糖質を摂取すると小腸で吸収されます。

その吸収された糖は、血管に入ります。つまり血液中に入るわけです。

なので、糖質を摂りすぎると中性脂肪が増えてしまうんです。(中性脂肪値が高くなる)

 

そこでポイントとなるのが、キクイモに多く含まれる、水溶性食物繊維のイヌリン。

 

イヌリンは、水溶性食物繊維の一種で水に溶けやすいのですが、イヌリンが体の中に入ると水分と混ざりトロトロの状態(ゼリー状)になります。

 

 

かたくり粉を想像してもらうとわかりやすいです。

このトロトロの状態になったイヌリンが中性脂肪を減らしてくれるんです。

 

「どうやって減らすの?」って思いますよネ。

 

水分と混ざったイヌリンが、糖質を包み込んでしまうんです。

 

イヌリンが糖質を包み込むことによって、小腸で糖質が吸収されにくくなり、大部分が大腸へ運ばれます。

 

それでも小腸に残って吸収される糖質もあるのですが、イヌリンに包まれているので、ゆっくりと吸収されます。

 

ゆっくりと吸収される場合、中性脂肪になりにくいと医師の説明でした。

 

 

 

イヌリンの素晴らしい特徴

 

さらにですね、このイヌリンには素晴らしい特徴があるんですよ。

 

大腸に運ばれたイヌリンに包まれた糖質なんですが、腸内細菌のエサになります。

しかも、悪玉菌のエサにはならず、善玉菌だけのエサになっちゃうんですよ。

 

 

なので、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が腸の中で増えることになります。

「つまり腸内環境が良くなるわけです!」

 

そして、善玉菌が作ってくれる物質が肝臓に働きかけると、中性脂肪の合成を抑制するんですって。

 

「イヌリンっていいことずくめですネ」

 

イヌリンは、腸内細菌のバランスをも整えてくれて健康にとっても役立つ食物成分の一つなんですネ。

 

 

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中性脂肪イコールすべて悪者とは言えない

 

「中性脂肪は、すべて悪者か?」

って問われると「そうではありません」が答えになります。

 

 

食物から摂取された糖質は、小腸から吸収されて血液中に入ります。

 

そして、生命の維持に利用されるのですが、使いきれなくて余ったエネルギーは、中性脂肪として蓄えられるんです。

 

これが、お腹とか体についちゃった贅肉・皮下脂肪で中性脂肪なんですネ。

 

 

これは、生きていくために必要なエネルギー源でもあるんです。

なので、中性脂肪はすべて悪者ということではないですよ。

必要以上に摂りすぎることが悪いわけです。

 

 

「あなたは、炭水化物とかお菓子など食べ過ぎていませんか?」

「偏った食生活していませんか?」

 

習慣はかえにくいですけど健康つくりのために注意しましょう。

 

 

イヌリンの副作用

 

イヌリンのよいことばかり話しましたので、副作用について調べてみました。

 

イヌリンは、食物繊維の一種なので取り過ぎなければ大丈夫なんですが、、、

でもですネ、、、「2つだけ気になることがありましたよ」

 

 

・お腹がゆるくなることもある

・オナラが出やすくなることもある

・イヌリンアレルギー の可能性

 

大きな問題とはいえないかも知れませんが、お腹が敏感な人は食後にゆるくなっちゃうこともあるんです。

なので、便秘の人には、イヌリンが腸壁を刺激して便通がよくなることもあるので逆に長所とも言えるのかも知れませんネ。

 

 

イヌリンは腸内で善玉菌のエサになるのですが、そのため腸内細菌の活動が活発化します。

なので、酵素が促進されるためオナラが出やすくなるのです。

 

ただし、これらは一時的なことなんで、慣れてきますしそんなに心配することはありません。

 

イヌリンにアレルギーがある人は反応が出る可能性がありますから、心配でしたら事前のアレルギー検査を受けられることをおすすめします。

 

 

まとめ

 

キクイモやニンニクに多く含まれるイヌリンは、中性脂肪の数値を下げる働きがある

 

イヌリンを多く取り過ぎると、お腹がゆるくなったり、オナラが出やすくなることもありますが、
一時的なことで、慣れてくるのであまり心配しなくてもよい。

 

イヌリンのお腹がゆるくなる作用を活用すれば、便秘にはおすすめといえる

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

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