菊芋の成分イヌリンの働きがテレビなどで紹介され、とっても有名な野菜になってきましたネ。
生の菊芋を乾燥させ、粉砕して粉にした菊芋パウダーは、調理する手間がかからず、便利で年中いつでも手に入れることができます。
生の菊芋は季節のモノですし、まだ流通も少ないので、スーパーではほとんど購入することができません。
そのため、菊芋パウダーの使い方など、まだ詳しくない人も多いのではと思います。
菊芋パウダーの使い方や摂り方、摂取量、イヌリンの効能や副作用なども、私が使ってみた体験なども含めて詳しく紹介していきますネ。
目次
菊芋パウダーの使い方は簡単
菊芋パウダーの使い方ですが、菊芋パウダーは、菊芋を乾燥させて粉砕した粉なのでとても使いやすいですよ。
生の菊芋のように調理する必要がありません。
使い方は、みそ汁に入れたり、ご飯を炊くときに混ぜたり、カレーに入れたり、ヨーグルトや、コーヒー、お茶、ぬるま湯など、食べ物やドリンク類に混ぜればいいだけなんです。
私のおすすめは、みそ汁かヨーグルトに混ぜるのが食べやすくてよいと思います。
あなたのお好みでいろいろな食べ方を試してくださいネ。
菊芋パウダー使い方「いつ摂るといいの?」
菊芋パウダーは、食事の30分前に摂るのがベスト。
「その理由を説明しますネ」
菊芋パウダーには、“イヌリン”という成分がたくさん含まれています。
この成分が、体にとっても良い働きをしてくれます。
たとえば、このイヌリンは、糖の吸収を穏やかにしてくれるんですよ。
イヌリンは水分と混ざるとゲル状になり糖を包んで、小腸で吸収されにくくなり、食後の血糖値の急な上昇を防いでくれるのです。
なので、「天然のインスリン」と呼ばれているんです。
小麦やトウモロコシで作られたお菓子類も糖質が多いので、菊芋パウダーを30分前に摂っておけば、イヌリンが腸内でゲル状になり、糖質の吸収を抑えやすくなるのです。
早めにイヌリンを摂って準備をしましょうということです。
でも、菊芋パウダーだけ先に摂るのって粉なのでチョット面倒ですネ。
それで、簡単な方法としてみそ汁やカレーに入れて食べましょうって紹介しています。
「食事と一緒では効果がないのでは?」
となりますが、「名医のTHE太鼓判」2018年12月3日放映では、「生の菊芋料理」を10日間食べたタレントの嶋大輔さんは、空腹時血糖値が10日目には110から83になり、食後血糖値も180から112の正常値になり食後の血糖値スパイクも改善しました。
つまり、タレントの嶋大輔さんは、食事と一緒に菊芋の料理を食べて(イヌリンを食事と一緒に食べて)も結果が出たわけですから、菊芋パウダーでもイヌリンの摂取は同じことですネ。
でも、食事や甘いものなどを食べる30分前に菊芋パウダーを摂るのがベストなので、できる方は30分前に摂りましょう。(医師も30分前の摂取を奨励していますので)
私、サプリメントの「イヌリンプラス」を気に入ってるんですけど、このイヌリンプラスは甘いものを食べる30分前に摂っています。
くわしいことは、こちらの記事「アルコールや甘いもの好きで糖質制限が辛いあなたにイヌリンプラス!」で紹介していますので、ぜひお読みになってくださいネ。
菊芋は「キクイモ」という名前で「イモなの?」って思いますが、ジャガイモなどのイモ類と違い、菊芋の糖質(多糖類)はイヌリンだけで、“でんぷん”は含まれていません。
もちろん、菊芋パウダーも同じですから安心ですネ。
まだまだ菊芋のイヌリンには、優れた働きがありますので、詳しい効能については後述しますネ。
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菊芋パウダーの使い方「摂取量は?」
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菊芋パウダーの摂取量なんですが、毎食1~3g(ティースプーン1~2杯程度)までです。
特に初めて摂るときは、少なめにして様子を見ながら摂って下さいネ。
人によってはお腹がゆるくなる場合もありますので。
菊芋で作った菊芋パウダーは、とても体によい食べ物ですが、いくら健康に良いからと言って、一度に多量に食べるのは厳禁ですよ!
注意してくださいネ。
では、イヌリンの副作用についても紹介しておきますネ。
菊芋パウダー使い方「副作用あるの?」
菊芋パウダーも食べ過ぎると、副作用がありますので注意しましょう!
お腹がゆるくなり、下痢をする場合がありますし、膨満感やガス(おなら)がたまったり、出やすくなることもあります。
これらの症状は慣れてくるとだいたい治まりますので、初めは少量から食べ始めることをおすすめします。
「私も少量から始めたのですが、最初はゆるくなりましたよ。」
でもですネ、私、便秘症なので丁度良いのかなと思いプラスに考えました。
イヌリンにアレルギー反応を起こす人も要注意ですので、心配な人は食べる前にアレルギー検査を受けましょう。
生の菊芋も、乾燥させて作った菊芋パウダーも、イヌリン以外にもいろいろと体に良い栄養成分を含んでいます。
これらの成分も過剰摂取はよくありません!
この過剰摂取による菊芋の副作用については、こちらの「菊芋の効能と副作用※摂りすぎると危険な成分もあるので要注意!」のページでも詳しく紹介していますので、ぜひ、お読みになってくださいネ。
菊芋や菊芋パウダーに含まれている栄養成分は、イヌリンをはじめ、ペクチン、ポリフェノール、ミネラル、亜鉛、セレン、リン、鉄、マンガン、カルシウム、カリウム、ナトリウム、ビタミンC、B1、B2、B6、β―カロチン、ナイアシン、ビオチン、葉酸、酵素などと多いですよ。
薬やサプリなどを服用されている人は、過剰摂取にならないように注意してくださいネ。
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菊芋パウダー使い方「味は?」
菊芋パウダーの味ですが、購入するメーカーにより違ったりもしますよ。
「ごぼう」のような風味と言えばよいのか、「きな粉」のような独特の香りというか、自然の甘さがあるというか、菊芋パウダーにはクセはあります。
でも、我慢できないほどではないですから、安心してくださいネ。
炊き込みご飯に入れると、ごぼうの風味が効いて美味しかったですよ。
菊芋成分イヌリンの優れた効能
菊芋に多く含まれるイヌリンは、水溶性の食物繊維なのですが、体にとても良い働きをしてくれます。
「イヌリンは、中性脂肪を減らす働きがあります。」
中性脂肪って言われてもピンとこない人もいると思いますが、中性脂肪が多いと、脂質異常症(以前の名称は「高脂血症」)になるリスクが高くなります。
脂質異常症になると、自覚症状がないままで状態が悪化して、心筋梗塞・脳梗塞・狭心症・動脈硬化などの重篤な病気を引き起こしやすくなりますよ。
イヌリンの中性脂肪を減らす働きは、これらの危険な病気の予防になるのです。
イヌリンが、中性脂肪を減らした検証結果をテレビの「家庭の医学」で放映したんですよ。
以前からもテレビ、雑誌などで菊芋の効能は紹介されていて、かなり知られていたのですが、今回の放映でスーパーフードとして一気に有名になってしまいました。
前述していますが、「イヌリンは、血糖値の上昇を緩やかにする働きもあります。」
なので、「天然のインスリン」とも言われて糖尿病の予防にとっても期待されているのです。
糖尿病は、血糖値が上がるだけの病気ではなく、合併症という怖い病気が隠れているんです。
合併症も自覚症状がないのにどんどん進行していきます。
合併症には、糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性血管障があり、例えば、「糖尿病性血管障害」は、脳卒中・心筋梗塞・狭心症・足の壊疽などの危険がありますよ。
「糖尿病性網膜症」は、失明や、目のかすみ、視力低下などです。
これらの病気の予防に、菊芋のイヌリンはすぐれた働きをしてくれるんです。
「イヌリンは、腸内で善玉菌だけのエサになるので、腸内環境が改善されます。」
健康維持に役立つビフィズス菌・乳酸菌などが活発になることで免疫力も高まります。
免疫力が高まることで、風邪などいろいろな予防にもなりますネ。
菊芋パウダー使い方「どこで手に入るの?」
菊芋パウダーや菊芋チップスなら、通販でいつでも販売されていますので便利ですよ。
生の菊芋は、季節のモノ(収穫は11月~4月頃まで)ですし、生鮮食材としてはまだメジャーではなく、産地の近くで販売されていることもありますが、まだ全国的にはあまり流通していないので、スーパーで見かけることは少ないと思います。
医師も食べている菊芋チップス
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菊芋は野菜ですが、生命力が非常に強くて、その土地の栄養分を全部吸収してしまうくらいなんです。
なので、連作ができません。
良い菊芋パウダーを選ぶには、農薬を使わないのは当然ですが、さらに、しっかりと土作りに力を入れているところが育てた菊芋から作られる、菊芋パウダーを選ぶことが大切ですネ。
パウダータイプが苦手な方には小粒サプリ
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まとめ
菊芋パウダーの使い方は、みそ汁やヨーグルトに混ぜたり、そのままでも水があれば飲めるので、生の菊芋のように調理の必要がなく、とても便利で簡単です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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