2019年(平成31年)午前11時41分頃に新元号が発表されました。
新元号になった「令和(れいわ)」の発表の際、菅官房長官が万葉集が典拠であると発表しました。
新元号『令和』の由来や意味などを紹介します。
目次
元号『令和(れいわ)』の由来と意味
スポンサーリンク
「令和」その由来は、万葉集 梅の花32首の序文からで、下記の歌になります。
『初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香』
元号『令和』の由来
由来は「万葉集」の下記の歌で、令月(れいげつ)の『令』と風和(かぜやわら)の『和』を引用し組み合わせて『令和』となりました。
引用文:『初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香』
(初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す)
[書き下し文]
日本最古の歌集「万葉集」より梅の花の歌、三十二首の序文 初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(かぜやわら)ぎ、梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす。
出典:「万葉集」巻五、梅花歌三十二首并せて序
これまでの元号はすべて中国の古典から決められていたので、日本最古の歌集「万葉集」から引用された『令和』は画期的ですネ。
スポンサーリンク
元号『令和(れいわ)』の意味
人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められています。
梅の花のように、日本人が明日への希望を咲かせる国でありますようにということですネ。
私個人的には『令和』の“令”は初めて使われた字で少し驚きましたど、“和”はなじみやすく、組み合わせてもよい響きだと思いました。
「平成」の“平”と「令和」の“和”を組み合わせると『平和』になりますし、平成の後の元号としてとてもいいと思います。
これまでの元号の数
元号は645年の大化の改新が始まりです。
そして、その数ですがビックリするほど多くて247個にもなります。
慶応までは革命や災いが起こるたびに改元されていて、明治から、「一世一元」となりました。
元号の条件は?
元号の条件は下記の6つになります。
・国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ
・漢字2文字
・書きやすい
・読みやすい
・これまでに元号や天皇のおくり名として用いられてない
・俗用されているものではない
「令和」は上記の条件をすべて満たしていることになりますネ。
『令和』はいつから?
『令和』は、2019年5月1日からですネ。
発表された4月1日からと勘違いされていた方もいるかもしれませんが、5月1日になります。
現在の天皇が、2019年(平成31年)4月30日に、退位され、翌日5月1日に皇太子殿下が新天皇として即位されます。
令和「018(れいわ)」で西暦もわかりやすい
令和1年は西暦だと2019年ですが、下記のように計算すれば西暦がわかりやすいですネ。
「れいわ」を「018」と覚えます。
例えば下記のように計算するとわかりやすいです。
令和1年は「1」+「018(れいわ)」=2019年となります。
・令和5年は「5」+「018(れいわ)」=2023年
・令和10年は「10」+「018(れいわ)」=2028年
運転免許証で平成36年となっている方も「令和」では何年なのか簡単に計算できる方法がありますよ。
「下記の関連記事をご覧くださいネ。」
【関連記事】
⇒新元号『令和』で運転免許証はどうなるの?有効期限が平成36年の人は?
万葉集とは
万葉集は日本に残っている歌集の中でも、最も古いものです。
不明な部分もありますが、7世紀以降に何回かの編纂(へんさん)を経て、奈良朝の末期頃に今の形になったと考えられています。
万葉集の歌が詠(よ)まれた、7世紀の後半から8世紀の後半の時代の事を万葉時代といいます。
スポンサーリンク
まとめ
平成の後の元号は『令和(れいわ)』です。
『令和』をみんなでよい時代にしたいですネ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
コメントは受け付けていません。