日本人にはおなじみの食材であるイカ。

 

料理や加工品も数多く存在し、日本のイカの消費量は世界でもトップクラスです。

 

でも、「イカって栄養があるのでしょうか?」

 

そんな疑問を解消するために調べてみたところ、実はイカはバランス良く栄養が豊富に含まれている優秀な食材でした。

 

イカの栄養と効能について紹介します。

イカの栄養と効能

イカにはタウリン、タンパク質、ビタミン、脂質、など優れた栄養が含まれています。では、イカの栄養と効能についてくわしく見ていきましょう。

 

 

タウリンの効能

 

イカに含まれるタウリンは、含硫(がんりゅう)アミノ酸様化合物(アミノ酸に似た物質)の一種で、肝機能を高めたり、コレステロール値の上昇を抑える効果が期待できるほか、目の網膜を守る(視力回復効果)働きがあります。

 

 

タウリンの肝機能を高める働き(疲労回復、滋養強壮)で二日酔い対策の栄養ドリンクなどにも使われています。

 

 

タウリンには、コレステロールの代謝を促し、血液を綺麗にする効果があると言われ高血圧改善にも期待できます。

 

 

スルメの表面にあらわれる白い粉は、タウリンなどを含むうまみ成分が結晶化したものです

 

タウリンは体内で作られる量が少ないので食事などでしっかり摂りたいですですネ。

 

 

たんぱく質の効能

 

イカは骨や筋肉、皮膚をつくるために必要なたんぱく質が豊富に含まれています。

 

また、低カロリーで、脂質、糖質が少ない食品なので、ダイエット食として、とても優れた食品と言えます。

 

 

さらに体ではつくることのできない必須アミノ酸もバランス良く含まれています。

スポンサーリンク




 

ビタミンの効能

 

イカにはビタミンD以外のビタミン類がバランス良く含まれています。

 

各種ビタミンの中でも、特にビタミンEが、多く含まれています。

 

 

ビタミンEは、抗菌化作用血行促進作用、などの働きがあり、体の老化を防いでくれる効果も期待できます。

 

「若さのビタミン」とも言われるビタミンEは、美容には必須の栄養素です。

 

特にホタルイカは、ビタミンB12が豊富に含まれており、貧血予防が期待できます。

 

低脂質なイカ

 

イカの脂質は100gあたり0.8gと低く、1杯あたり(約250~350g)の脂質量にしても2.0~2.8g程度のため、 たんぱく質を豊富に含む食材の中でも脂質が低いという特長があります。

 

 

脂質はたくさん摂取すると血中脂質の上昇やカロリーオーバーにつながりやすいため、低脂質なイカは健康的な食事を目指す上でとてもよい食材です。

 

 

高度不飽和脂肪酸であるEPA、 DHA豊富

 

EPAの効能

EPAには血管を詰まらせないように血をサラサラにするする作用(抗血栓作用)や、コレステロールを低下させる働きがあるとされています。

 

DHAの効能

DHAは脳の構成成分の一部で脳機能に関与することが知られていて、脳や視神経組織の発育にも必要な成分と言われています。

 

 

“さば”には高度不飽和脂肪酸の「EPA」と「DHA」が豊富で、中性脂肪を下げる働きがあるとテレビ番組「たけしの家庭の医学」で放映(2013年)されて一気にさば缶詰がブームになりましたネ。

スポンサーリンク




 

イカ塩辛の栄養と効能

 

 

イカの塩辛が好きな方も多いのではないでしょうか。

 

イカ塩辛は、美味しくて栄養も豊富で優れた食べ物ですが、塩分が多く使われているので食べ過ぎには注意しましょう。

 

「イカ塩辛」は、スルメイカの身の細切りに内臓のワタの部分を混ぜ込み、塩を加えて発酵、熟成させて作ります。

 

 

栄養

「イカ塩辛」の栄養は、アミノ酸の一種であるタウリンやベタイン、脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、良質なタンパク質、レチノールを含んでいます。

 

 

効能

イカ塩辛に含まれる栄養の働きは、血液をサラサラにし高血圧の予防や脳内の血管を健康に保つのに役立ち良質なタンパク質や、レチノールも含む優れた栄養のある食べ物です。

 

 

イカを食べるときの注意点

イカは種類にもよりますが、寄生虫(アニサキスやニペニリア)がついていることがあります。

 

イカにつく寄生虫は熱に弱いため、70℃以上で加熱してから食べると安心です。
(60℃なら1分以上)

 

 

生で食べる場合は内臓を早めに取り除き、表面に細く切れ込みを入れ対策するようにしましょう。

スポンサーリンク




 

イカは貝類の仲間

 

イカはおよそ500種類もいるとされており、日本近海だけでも130近くの種類を確認できます。

 

 

イカは軟体動物門に分類され、実は巻貝や二枚貝などの貝類の仲間になります。

 

イカには動物学的にいう足が4対8本あり、そのほかに2本の特殊な触腕(しょくわん)と呼ばれる部分があります。

 

通常イカの足は10本とされていますが、この触腕を持たない8本足のイカも存在します。

 

 

代表的なイカの種類として、スルメイカやアカイカ、アオリイカ(ミズイカ)、ホタルイカなどがいます。

 

その種類によっても旬が異なるため1年中様々なイカが水揚げされています。

 

【よく読まれている人気の記事】

ブロッコリースプラウトの効果的な食べ方と扱い方・育毛効果あるの?

ケールの効能と副作用※食べ過ぎるとからだに悪いって本当なの?

食用花の種類・栄養・効能と食べるときの注意する事について

抹茶の栄養素と効能※おすすめの摂り方やおすすめしない食べ方を解説 

全粒粉の栄養と効能※アレルギーの人が食べてもいいですか?

雑穀の種類と栄養成分の働きについて※白米より何が優れているの?

 

スポンサーリンク




 

まとめ

 

栄養豊富で歯ごたえのあるイカですが、魚類と変わらないくらい消化が良く、胃もたれも起こりにくい食材でもあります。

 

水分が少なく冷凍保存にも向いていますので、毎日の食事に活用してみてくださいネ。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。