「自律神経を整えるには呼吸を意識?」って思われましたか?
実は、呼吸は自律神経と深く関わっていて、意識して行うことで心身を整えることに役立ちます。
自律神経をある程度コントロールすることができる、胸式呼吸と腹式呼吸のやり方を紹介しますので、参考にしてみて下さいネ。
目次
自律神経を整えるための『胸式・腹式呼吸』とは
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呼吸は身体の使い方により、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の大きく分けて2種類があります。
自律神経を整えるには、呼吸を活用する方法も期待できます。
① 胸式呼吸の効果
1つ目の「胸式呼吸」は、私たちが主に活動中に行っている呼吸であり、交感神経にはたらきかけます。
外肋間筋(がいろっかんきん)という筋肉を使って行われ、呼吸は浅く、短いのが特徴です。
胸式呼吸は、身体を覚醒状態へ導くことから、朝起きたときに意識して行うとスッキリと目覚めることができます。
② 腹式呼吸の効果
2つ目の腹式呼吸は、副交感神経にはたらきかけます。
横隔膜を上下運動させて行うため、呼吸のリズムが自然とゆっくりになり、気分を落ち着かせることができます。
主にリラックスしたいときや身体の力を抜きたいときに適しています。
こちらでは、それぞれの方法について簡単にご紹介いたします。
自律神経を整える胸式呼吸のやり方
慣れないうちは左右の肋骨やわきの下あたりに手をあてて行うと感覚がつかみやすくなります。
1.ゆっくり6秒ほどかけて口から空気をすべて吐き出します。
2.肋骨を横と後ろにも広げるようなイメージで、鼻から空気を吸い込みます。
※お腹が膨らまないように気を付けましょう。
3.1~2を繰り返し行います。
自律神経を整える腹式呼吸のやり方
はじめはお腹に手を置きながら行うと感覚をつかみやすくなります。
1. お腹がへこむように意識しながらゆっくり6秒ほどかけて口から空気をすべて吐き出します。
2.お腹を膨らませるように鼻から息を吸います。肩が上がらないようにしながら、お腹を膨らませます。
3.1~2を繰り返し行います。
慣れないうちは、呼吸が苦しく感じることもありますので、無理をせずに行うようにしてください。
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呼吸と自律神経の関係
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呼吸は、普段意識をしなくても自律神経がはたらくことで、その回数が調整される仕組みになっています。
また、あえて意識して行うことで、呼吸の回数や深さを調整することも可能です。
前述したように、呼吸は自律神経と密接に関係しているため、呼吸を意識することで自律神経をある程度コントロールすることができます。
自律神経はそもそもどういうもの?
自律神経は、内臓機能、血圧、ホルモンなどのはたらきをコントロールしている神経です。
身体を活発に動かすときにはたらく交感神経と、身体や気持ちをリラックスさせる副交感神経があります。
この2つがバランスを取ることにより、身体の機能を調整しているのですが、それが崩れることでいわゆる「自律神経の乱れ」につながります。
その原因には、不規則な生活、精神的・身体的ストレスなどがあります。
自律神経が乱れると、身体と心の両方に不調があらわれるため、バランスを保つことが大切です。
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まとめ
ストレスが多く、生活も不規則になりがちな現代人は、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経を整えるには、手軽に行える「腹式呼吸」と「胸式呼吸」を意識して、心身の健康を保つようにしていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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