冷たいものを飲んだときに歯がしみる、ということはありませんか?
もしそれらがずっと続くものではなく、一時的という場合は虫歯ではなく知覚過敏(ちかくかびん)かもしれません。
水を飲むと歯がしみる方、歯医者へ行く前に読んでみてくださいネ。
目次
知覚過敏って?
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まず知覚過敏ってどんなものか説明しますネ。
知覚過敏は20~50歳までの人が多く悩まされる歯のトラブルの一つです。
知覚過敏になると歯磨きの最中や、冷たい飲食物を口に入れたとき、風に当たったときなどに単発的な痛みを感じるようになります。
歯は元々表面にあるエナメル質や、その内側にある象牙質など複数の層から成り立っています。
エナメル質は刺激を受けても痛みは感じませんが、象牙質は刺激を受けると神経へと伝わってしまうため痛みを感じてしまいます。
知覚過敏はこの象牙質がなんらかの原因で露出することで起こります。
テレビのCMなどで知覚過敏には「シュミテクト」とよく放映されていますネ。
市販されている「シュミテクト」も、歯がしみる原因が知覚過敏であれば効果がある場合が多いです。
でも、食いしばることが原因の知覚過敏だと、原因もコントロールしないと治りません。
また、歯がしみる原因がむし歯だと効果が無いので、いちど購入してしばらく使ってみて、症状に変化が無いときは歯医者で診てもらいましょう。
知覚過敏の原因
前述していますが知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が溶けたり歯茎が下がり、 象牙質が露出することで症状が起こります。
知覚過敏の主な原因
知覚過敏は下記のような原因で起こります。
・歯ぎしり、食いしばり
・強すぎる歯磨き
・酸性食品の摂りすぎ
・歯周病
・加齢
上記のほかにも虫歯の治療のあとや、ホワイトニング薬剤によって知覚過敏になる場合もあります。
知覚過敏と虫歯の違い
知覚過敏は虫歯と似た症状が出ることもありますが、虫歯とは異なるものです。
虫歯との違い
・痛みが続くことはなく一時的
・歯に変色や黒ずみがない
知覚過敏と虫歯の違いはこれらのことが挙げられます。
知覚過敏の治療と対処法
知覚過敏になると飲食のほか風に当たるだけでも痛みを感じるため、毎日の生活にも大きく影響してきます。
知覚過敏になったときの治療や対処法、また、ならないための予防についても紹介します。
知覚過敏の治療
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知覚過敏になった場合の治療はこちらです。
①歯の再石灰化を促す(すり減ったエナメル質を元の健康な状態へ戻す)
②歯の神経の興奮を抑える
③露出した象牙質の隙間を埋める
上記の3つのことが必要なので歯科で治療をしましょう。
症状が軽い場合
知覚過敏用の歯磨き粉を使って優しく歯を磨くことで症状を緩和させたり、歯の状況によっては歯医者さんで詰め物やコーティングすることで改善ができます。
痛みが激しい
痛みが激しく神経に炎症が起きている場合には神経を抜くこともあります。
知覚過敏の対処法と予防
健康な歯茎でも年齢とともに、ある程度は退縮してしまいます。
そのため歯の再石灰化を促すことや、象牙質が露出しないよう、歯周病や虫歯の予防をすることが知覚過敏の予防につながります。
歯磨きを正しく
歯磨きの際は力を入れずに優しく磨きましょう。
あなたは「歯磨きが自己流になっていませんか?」
歯ブラシを強く握って、横に「靴磨き」のようにゴシゴシと大きく、数本の歯をまとめて擦っていませんか。
歯がすり減って、しみるようになりますので注意しましょう。
正しい歯の磨き方をこちらの動画で教えてくれますので、「そんなこと知ってるよ!」って人もぜひ一度ご確認してみてくださいネ。
「歯ブラシの正しい持ち方など新しい気づきがあるかも知れませんよ」
歯磨き後すすぎ過ぎない
歯磨き後に口を何回もすすぐ人が多いですネ。
私も何回もすすいでいたのですが、これはよくないと歯科医もテレビで言ってましたのでやめました。
口をすすぎ過ぎると、歯磨き粉に含まれる成分が流れ落ちてしまうこともありますので、歯を磨いた後は水をひと口含み、20秒程度すすいで終わりにするのが理想的です。
フッ素が配合されたものなど、歯周病や知覚過敏用の歯磨き粉を選ぶとより効果的です。
フッ素洗口
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歯科医院などで取り扱いをされている「フッ素洗口剤」を使って就寝前にうがいをするようにすると、再石灰化を促進するほか虫歯予防にも役立ちます。
知覚過敏の確実な予防法はない!?
実は、知覚過敏の確実な予防法は残念ですがありません。
健康な歯でも加齢によってある程度は歯肉が退縮してしまいます。
カガミで歯が大きくなったように見えてきたら要注意ですネ。
歯の根部の象牙質の露出を防ぐには、歯周病の予防をしっかりすることと、歯肉の退縮が進みやすいような不適切な歯みがきをしないことが大切です。
プラークが付着した状態が長く続けば、歯の表面が酸により溶けて、知覚過敏が起きやすくなります。
この場合にはむし歯も進行しやすくなります。
プラークとは:歯垢(しこう)のことで、歯の表面についてしまった細菌やその産物が集まってくっついている状態。
歯周病とむし歯の予防が知覚過敏の予防!!
歯周病とむし歯の予防をすることが、知覚過敏の予防になります。
水を飲むと歯がしみる症状は、むし歯がある程度進行しているても起こります。
歯に亀裂が入っている時にも、知覚過敏と同じような症状があります。
このような症状のある場合には、早く治療をする必要があります。
水を飲むと歯がしみる場合、知覚過敏であるのか、むし歯などによる痛みであるのかは分かりにくいので、早めに歯科医院で診てもらうことをおすすめします。
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まとめ
知覚過敏は大人には身近なお口トラブルでもあります。
おいしいものを気にせず食べるためにも日々の予防ケアをして、歯の健康も保つようにしてくださいネ。
ここまでお読みいただきありがとうございます。