ニラは独特の香りがあり様々な料理に欠かせない、日本人に馴染みの深い食材ですネ。

 

ニラは暑さや寒さに強いため全国的に栽培されていて、生命力の強さから年に何度も収穫することができます。

 

そんなスタミナ食材としても人気の高いニラの種類、栄養成分、働きにつて紹介します。

 

ニラは3種類

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ニラには葉ニラ(青ニラ)、黄ニラ、花ニラの3種類があります。

 

 

葉ニラ(青ニラ)

 

葉の幅が広くて柔らかく、濃い緑色をした「グリーンベルト」と呼ばれる系統の品種が多く栽培されています。

 

一般的に良く流通して食べられているのが葉ニラです。

 

 

黄ニラ

葉ニラと同じ品種を、軟白栽培(日光を制限して育てる栽培方法)で育てたもの。

 

別名“ニラもやし”とも呼ばれています。

 

黄色い見た目が特徴で、柔らかく、ほのかに甘みがあり、香りがマイルドで生でも食べれます。

 

 

花ニラ

葉ニラの茎が伸び、つぼみがついた状態のもの。

 

花のつぼみと若い茎の部分が食用になります。

 

独特の歯ごたえが特徴で、葉ニラに比べると香りは少なく甘みがあります。

 

 

ニラの栄養成分と効能

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ニラは、疲労回復や滋養強壮、免疫力を高め、がんの予防や、生活習慣病予防にも役立つ優れた緑黄色野菜として人気です。

 

ニラは多くの栄養成分が含まれていますが、とても低カロリーで100gあたり21kcal。

 

こちらではニラに含まれている栄養成分と働きについて紹介します。

 

 

アリシン

 

ニラの特徴で強い香り成分でもあるアリシン(硫化アリルの一種)は、ネギ類に共通して含まれている成分です。

 

ニラの場合は特に根元の白い部分に多く含まれています。

 

強い抗菌作用があり、また、ビタミンB1の吸収を高めてくれるほか、抗酸化作用や血流をサラサラにするはたらきが期待できます。

 

アリシンは胃腸の働きを助けることも知られています。

 

アリシンは疲労回復には必要なビタミンB1の吸収を高める働きが期待でき、胃液の分泌や発汗など代謝を良くするという働きがあります。

 

加熱しすぎるとアリシンのはたらきが弱くなってしまうため、加熱するときは最後のほうで入れるなど工夫するようにしましょう。

 

 

β(ベータ)-カロテン

 

β-カロテンは緑黄色野菜などに多く含まれる栄養素です。

 

ニラには葉先に多く含まれています。

 

強い抗酸化作用によって身体の老化を防ぐほか、体内では必要な分だけビタミンAに変わります。

 

ビタミンAは皮膚や目の健康を保ち、免疫機能の向上も期待できます。

 

β-カロテンは油との相性が良く、一緒にとると吸収率が高まるため、食べる際は炒める、和えるといった方法がおすすめです。

 

 

ビタミンE

 

ビタミンEは強い抗酸化作用を持つビタミンの一つ。

 

ホルモンの分泌を整える働きがあります。

 

老化のもとにもなる活性酸素から身体を守ってくれるため、細胞や肌の老化防止が期待できます。

 

注意点として摂りすぎると、むくみや肌がかゆくなることがあるので要注意。

 

 

ビタミンK

 

ビタミンKには血液を固める働きがあります。

 

また、骨粗鬆症等の予防にも効果があるとされています。

 

 

葉酸

 

ニラに多く含まれる葉酸は、胎児の成長に必要な成分です。

 

妊活・妊娠中の女性は特に意識して、葉酸を摂取しなければならないと言われています。

 

 

カリウム

 

カリウムは身体の塩分濃度の調整をする働きがあります。

 

むくみの予防や改善、血圧上昇の抑制、高血圧の予防に期待できます。

 

 

食物繊維

 

ニラには不溶性食物繊維が多く含まれています。

 

食物繊維は、腸の中の水分を摂取して膨らみ、便通を促す働きがありますので、便秘症の方にもおすすめ。

 

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ビタミンA(レチノール)

 

美容液によく使われ美容効果の高いレチノールは、ニラに含まれるビタミンAの中の1つで美肌には不可欠な成分です。

 

 

ビタミンK

 

ビタミンKは血液をサラサラにする働きがあります。

 

血行促進や目の下のクマ対策にも期待できる成分です。

 

 

モリブデン

 

酵素の1つであるモリブデンは、貧血を防いでくれる働きがあります。

 

立ちくらみするときは、ニラレバがおすすめ。

 

代謝を高める作用があり、脂肪燃焼のサポートとなり、ダイエット中の人にもおすすめ野菜です。

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ニラってどんな野菜?

 

ニラはヒガンバナ科ネギ属の多年草です。

 

ネギに近い植物に分類されます。

 

ニラは主に11月~3月の間に収穫される冬ニラと、4月~10月の間に収穫される夏ニラに分けられます。

 

ニラは暑さにも寒さにも強く、生命力も強く同じ株から何度も収穫できます。

 

そのため、北海道から沖縄まで全国的に栽培されています。

 

中国や韓国、アジア地域でも親しまれている食材です。

 

欧米ではニラ独特の香りや食感があまり好まれていないようです。

 

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まとめ

 

ニラには体を温める作用があり、繰り返し食べることで冷え性に効果があるともいわれています。

 

上手にニラを取り入れて身体の中からも健康にしていきましょう!

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。