体臭の悩みというのは性別や年齢を問わず、誰しもが抱えているものと思います。
その中でも、ここでは『体臭に悩む女性』にフォーカスして解説をしていきます。
女性の8つの体臭の種類と対策を知って、あなたもニオイの悩みから解放されてくださいネ。
女性の8つの体臭の種類と対策
女性の体臭も様々で種類もいろいろありますが、ここではざっくりと8つの種類にわけています。
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①ダイエットタイプの体臭(ケトン臭)
炭水化物や糖質を制限するダイエットが流行しましたが、これは糖質の代わりに脂肪を燃焼させて痩せようというものですネ。
この過程で出る物質が『ケトン体』というもので、汗や尿、口臭もケトン体のニオイになってしまうとされています。
このケトン臭は「果物が腐った時の甘酸っぱいツーンとしたニオイ」といわれています。
ダイエットの定番「糖質制限」で、ご飯や麺類やパンなどの炭水化物を一切取らず、タンパク質と野菜だけを口にするハードなものを続けると、口臭や体臭もきつくなってきます。
対策
「ケトン臭」がするようになるということは、ダイエットのしすぎなので糖質制限をセーブすることが大事です。
糖質制限ダイエットは続かずに、リバウンドしやすいという結果も出ていますし、ゆるめの糖質制限をおすすめします。
糖尿病で医師の指導のもと糖質制限されるのはいいと思いますけどネ。
野菜や果物、大豆や海藻類などアルカリ性の食品を摂るとダイエット臭の予防になります。
②ホルモンバランスタイプの体臭
女性の体にも男性ホルモンが存在していますが、生活リズムの乱れや女性ホルモンのバランスが崩れると、男性ホルモンの作用が強くなってしまう場合があります。
男性ホルモンは皮脂の分泌を促す作用があるので、皮脂が出やすくなりお肌がベタベタに・・・
結果的に菌も繁殖しやすくなってニオイが発生しやすくなるというタイプです。
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対策
シャワーなどで洗い清潔を保ちましょう。
下着は通気性のよい綿やシルクなどがおすすめです。
ナプキンやタンポンは、3時間を程度でこまめに取り替えましょう。
③手抜きタイプの体臭
毎日お風呂で綺麗に洗っているのにニオイが気になる、という人はこのタイプの可能性もあります。
例えば、「毎日湯船には浸からずシャワーだけで済ませている」「シャンプーやトリートメントのすすぎは軽く済ませている」という場合、毛穴に汚れが詰まってしまいそれがニオイの原因となってしまいます。
対策
洗いすぎはよくありませんが、ていねいに洗いましょう。
湯船につかって汗を出すことで汗腺の働きがよくなり、ニオイも軽減されます。
④お肉偏食タイプの体臭
お肉が大好きでお肉ばかり食べていると、動物性の脂質を多く摂取することで皮脂腺が刺激されます。
皮脂腺が刺激されることにより皮脂の分泌が増え、ニオイの元となってしまいます。
皮脂の分泌の他にも、汗がアンモニア臭を放つ、便秘になりやすい、口臭が強くなるなど、お肉ばかり食べていると様々な原因となってしまいます。
対策
野菜類をしっかりとり入れて、バランスのとれた食事をしましょう。
野菜が苦手の人は、ジュースにして飲んだり、調理方法を工夫をして摂りましょう。
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⑤疲労タイプの体臭
疲れが原因でニオイが発生することもあります。
疲れが溜まると体内にはアンモニアや乳酸が蓄積され、肝臓でも処理しきれなくなります。
ここで処理しきれなかったアンモニアは血液を巡って汗として分泌されます。
疲労がたまり体の抵抗力が落ちると、膣を守る常在菌の働きが弱くなり、雑菌が繁殖して「わきが」のようなニオイになることもあります。
対策
疲れたと思ったら早めに休息をとりましょう。
5~10分程度の仮眠も効果があります。
夜は湯船にゆっくり浸かりましょう。
疲れをため込まない工夫をしましょう。
膣が臭う場合は、小さじ一杯程度の無糖ヨーグルトを外陰部に、5分ほどパックして、シャワーでよく洗い流しましょう。(ヨーグルトにかぶれる人はしてはダメ)。
乳酸菌が雑菌の力を弱めニオイも抑えます。
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⑥ストレスタイプの体臭
ストレスを溜め込みすぎると自律神経のバランスが崩れ、ニオイの原因となることがあります。
強い緊張状態が続くと交感神経が刺激され、ニオイの原因となるアポクリン腺からの汗が多く分泌されます。
⇒『ストレス対策は呼吸と咀嚼でリズムを刻む方法がとても簡単!』
対策
緊張などのストレスで「ラーメンの上のネギ」のような「ストレス臭」が皮膚から発生すると『資生堂』の発表がありましたネ。(2018年)
何か楽しくなることや趣味などで発散し、まずストレスをため込まないようにコントロールしましょう。
また、ストレス臭をケアする製品がでるようなので期待したいですネ。
⑦加齢タイプの体臭
加齢臭は男性だけではなく女性にも存在します。
女性ホルモンが活発な時期には、加齢臭が発生することはほとんどありませんが、加齢によって女性ホルモンの分泌量が低下すると、男性ホルモン優勢臭のようにニオイが強くなることがあります。
⇒『加齢臭を消す方法!女性も要注意!レモンタオルマッサージケアで安心』
対策
加齢臭は上半身から臭いやすいので、こまめに皮脂や汗をケアしましょう。
体を薬用せっけんなどでていねいに毎日洗いましょう。
酸化を抑える成分のビタミンCやE・ポリフェノール・コエンザイムQ10などにはノネナールの発生を抑える作用があるので摂りましょう。
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⑧わきが臭
医学的には腋臭症(えきしゅうしょう )と言いますが、病気ではありません。
特定の人だけ主にワキの下から臭うため「わきが臭」と呼ばれています。
わきがの原因は、アポクリン腺という汗腺です。
アポクリン腺は「ある、ない」「多い、少ない」という遺伝的な要因で決まり、個人差があります。
エクリン腺から出る汗は体温調整が目的なので、汗のかきたては、ほぼ無臭です。
アポクリン腺の汗は粘着性があり、たんぱく質、脂質、ステロイド、アンモニア、色素成分など、ニオイになりやすい物質がいろいろ含まれています。
なので、アポクリン腺の汗はかきたてから臭いますし、その汗が 腋毛(わきげ )につき濃縮され、エクリン腺の汗と混じると一気に特有のニオイになります。
⇒『あなたが臭う体質なのかまずチェック&ワキガ対策ハイネスの口コミ』
対策
入浴時にワキのアポクリン腺から出る汗とコリネバクテリウムという菌をキレイに洗い流すのがベスト。
朝シャワーを浴びてきれいにワキや体を洗う、できない場合はアルコールを拭くんだ汗拭き取りコットンなどでワキの下をきれいに拭く。
ミョウバン水を1日1回、脇や臭いの気になる部分にスプレーする。
こまめに衣類を着替える。
デオドラントクリームを利用する。
細菌をおさえる、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどの栄養素を含んだ食品を摂る。
皮膚を切開せずにマイクロウェーブ(電磁波)を照射して汗腺を破壊する。
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一般的な体臭の対策
朝シャワーを浴びる
1分間シャワーを浴びれば、皮脂量が約1/3まで減少するといわれていますので、石けんで洗わなくても、寝汗を洗い流す程度に朝のシャワーがおすすめ。
汗は1時間以内に拭き取る
エクリン腺から出た汗はほぼ無臭ですが、1時間ほど放置すると、皮脂や雑菌と混ざり汗臭いニオイをだしますので、汗は1時間以内に拭きとりましょう。
お風呂で汗腺トレーニング
あまり汗をかかない人の汗は、ニオイが強くなりがちなので、夜は湯船に浸かって汗を出す練習をしましょう。(汗をかくことで汗腺の働きがよくなり、汗のニオイも弱くなります。コップ一杯の水を飲んでから入浴しましょう。)
私の祖父はサウナのかわりだと言ってサウナへ行かない日はお風呂で汗をしっかりだしています。
それはそれで脱水症とか心配なんですが、でも不思議と老人臭がぜんぜんありません。
毎日汗をかいている効果だと思います。
体臭予防に効果的な食べ物
体臭予防に効果が期待できる食べ物を紹介します。
抗酸化食材
りんごやブルーベリーなど、ポリフェノールを含む食材は、過剰な活性酸素の働きを抑え、体臭予防に役立ちます。
抗酸化作用のあるビタミンC・Eを含むキウイやナッツ類などもおすすめ。
食物繊維
食物繊維が多いゴボウなどの根菜類やきのこ類、海藻類は、老廃物を体外に排出することをサポートしてくれます。
発酵食品
発酵食品の納豆や味噌、ヨーグルトなどは腸内環境を整え、善玉菌の働きを活性化させます。
クエン酸
クエン酸を含む梅干しやレモンなどの酸っぱい食品は、疲労回復を促し、疲労臭の元になるアンモニア臭を予防します。
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まとめ
一口に体臭といってもいろいろな種類と原因がありますので、それぞれに合ったニオイ対策をして、体臭の悩みを解消しましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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