肌がかゆくなったりチクチクする、ということはありませんか?

 

かゆみは、身体の外部や内部からの原因であったり、衣類によって発生することがあります。

 

毎日を快適に過ごすためにも、かゆみの原因や予防と対策の方法を知って、できるだけかゆみを避けましょう。

 

かゆみの原因

普段の生活のいろいろな場面で、さまざまな原因による刺激を受けると、自身を守る働きが低下して、肌もかゆみや赤みなどが出やすくなります。

 

さまざまなかゆみの原因ですが、身体の外部と内部からがあります。

 

 

身体の外部からの原因

 

  • 乾燥・紫外線・寒さ
  • 洗いすぎ
  • 衣類の締め付けや摩擦
  • 花粉が付く
  • 汗の成分が刺激物質になる

 

 

身体の内部からの原因

 

  • 睡眠不足や睡眠の質の悪化
  • 生理中や前後のホルモンバランス
  • 偏食で肌への栄養不足
  • 喫煙
  • 加齢で肌機能の低下・皮脂不足
  • 過度なストレス

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普通の状態の肌

 

普通の状態のときの肌は、外部からの刺激などに対して身を守る正常な働きをしてくれています。

 

普通でない状態の肌

 

 

乾燥・ストレス・紫外線

肌は身を守る機能が低下して敏感肌になってしまいます。

 

汗・花粉・ホコリ・摩擦

 

汗や花粉、ホコリ、衣類の摩擦などにより、肌にかゆみが出てきます。

 

 

かゆい肌をかくと・・・

 

かゆみが出た肌をかいてしまうと、肌を刺激してしまい、さらにかゆくなるという悪循環が起きてしまいます。

 

 

 

 

かゆみ止め成分や皮膚の炎症を抑える成分、刺激に弱くなった肌を修復し、バリア機能を回復する成分などが配合された薬を使いましょう。

 

 

 

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外出先の急なかゆみに便利なシートタイプの塗り薬

 

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それでもよくならないときは、早めに専門医に診てもらいましょう。

 

 

 

かゆみの予防と対策7つのポイント

7つのかゆみの予防と対策のポイントをみていきましょう。

 

 

1.空気の乾燥から肌を守る

 

冬のお出かけは、マフラーや手袋でできるだけ肌を出さないようにする。

ファンヒーターやエアコンの温風を直接肌に当てない。

 

 

2.紫外線から肌を守る

 

紫外線が強い季節(4月~9月)や時間帯に出かけるときは、日傘や日焼け止めクリームの使用や、衣服で腕や首などで覆い肌を守る。

 

 

3.お風呂で洗いすぎない

 

お風呂の温度は40度以下がよく、タオルは使わずしっかり泡立てた石鹸やボディソープでやさしく洗う。

 

 

4.睡眠不足にならない

 

睡眠不足はストレスになりますので、質の良い睡眠をとるようにする。

 

 

 

 

5.偏食をしない

 

偏った食事は肌への栄養不足になりますので、たんぱく質、ビタミン・ミネラル、食物繊維などをバランスよくとる。

 




乾燥肌にはサバやイワシなどの青魚や、かぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜がおすすめ。

 

 

6.汗を放置しない

 

外出で汗をかいたらこまめに拭き取り、帰宅時は早めにシャワーなどでやさしく洗う。

 

 

7.衣類は肌へ刺激の少ないもの

 

肌に刺激を与える素材は避けて身につける。

洗濯は柔軟剤で柔らかく仕上げる。

 

服の役割

 

 

服はファッションとしての要素を多く含んでいるのはもちろんなんですが、もともとは身体を守るために身に着けるものでもありますよネ。

 

 

身体を守るためにとは、暑さや寒さなどの自然環境から身体を守るほか、体温をコントロールしたり、維持するために重要な役割を果たしています。

 

 

そんな身体を守るためにも必要な服ですが、素肌の状態に比べると、どうしても摩擦や糸の毛羽立ちなどが肌を痛める原因になります。

 

 

なので、服の素材を知り、時期やあなたの身体に合ったものを選ぶことが大切ですネ。

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天然繊維と化学繊維

 

服の素材には様々な繊維があります。

 

繊維には、動物や植物などの天然素材からつくられる天然繊維と、人工的につくられた素材からできている化学繊維の大きく2つに分けられます。

 

 

では、その中から一般的に多く使用されているものの特徴などをざっくりとみていきましょう。

 

 

天然繊維

 

天然繊維も植物繊維と動物繊維に分けることができ、それぞれ長所や短所があります。

 

植物繊維

 

綿(コットン)

 

吸湿性、通気性が高く、肌触りが良い。
シワや縮みに注意が必要。
(肌着、タオルなど)

 

 

吸湿性、吸水性、放湿性が良く涼しい。
シワになりやすい。
(夏物の衣類、ハンカチなど)

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動物繊維

絹(シルク)

 

吸湿性、放湿性が良く、しなやかな肌触り。
摩擦で毛羽立ちやすい。
(和服、ネクタイ、ブラウスなど)

 

 

羊毛

 

吸湿性、保温性に優れていて、撥水性がある。
摩擦で毛羽立ちやすい。
(冬物衣類、スーツ、毛布)

 

 

化学繊維

 

化学繊維も再生繊維や合成繊維があり、それぞれ長所や短所があります。
再生繊維

 

 

レーヨン

 

吸湿性があり、軽くて肌ざわりが良い。
シワになりやすい。
(下着、裏地、ブラウス)

 

 

合成繊維

ナイロン

 

水分や摩擦に強く、軽くて丈夫。
吸水性が低い。
(ストッキング、スポーツウエア、靴下など)

 

アクリル

 

耐光性、保温性が高く、軽い。
毛玉ができやすい。
(セーター、靴下など)

 

 

ポリエステル

 

乾きやすく、扱いやすい。
静電気が起きやすい。
(服全般、傘など)

 

 

衣類は身体に合った素材(繊維)を選ぶ

 

前述した以外にも数多くの種類がある繊維ですが、それぞれに長所と短所があります。

 

肌触りのほかにも、洗濯がしやすいか、シワになりにくいかなど、肌に合う、合わないとは別に、扱いやすさなども様々あります。

 

化学繊維を使った衣類は丈夫で扱いやすいものも多いですが、静電気が発生しやすく通気性が低い傾向があります。

 

 

天然繊維は肌に優しく、着心地が良いものが多いですが、洗濯をするときなどに注意が必要だったり、値段が少し高いことも多くあります。

 

 

なので、繊維はどれが1番良い、というわけではなく、それぞれに合った使い方が大切ですネ。

 

 

たとえば、直接肌に触れる肌着や下着は、毛羽立ちしにくいものや通気性の良いものを選びましょう。

 

 

寒いときは、保温性の高い合成繊維を使った上着や服が適しています。

 

 

素材がなにかわからない……

素材がわからないという場合は、ほとんどの服の内側にタグがついているので、そこに記載されている繊維の情報を目安にしてみましょう。

 

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まとめ

 

肌のかゆみの発生は、空気の乾燥、紫外線、洗いすぎ、睡眠不足、偏った食事、汗の処理、刺激の少ない衣類などに注意することでかなり防げます。

 

 

衣類はそのときの季節や気温、その日の予定によって素材を使い分けると、1日がとても過ごしやすくなります。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。