アロエは「医者いらず」とも呼ばれてきました。
古くから民間療法にも用いられてきたアロエですが、現在でも様々なものに活用されていますネ。
やけどや傷口に塗るイメージが強いですが、そのほかにもいろんな効果が期待できる、優れた食材なんです。
アロエの成分・期待できる効能・副作用についてご紹介します。
目次
アロエの成分・効能・副作用・注意点
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アロエには様々な有効成分が含まれていますが、こちらでは代表的なものをご紹介します。
多糖体
アロエの主要成分でもある多糖体。
この多糖体があることでほかの成分の作用を助け、その効果を十分に発揮できるようにしてくれます。
効能
免疫力や血糖値の調整、雑菌の侵入防止、細胞のはたらきの調整などその作用は多岐にわたります。
「血糖値スパイク」についてこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧くださいネ。
⇒『検診で発見しにくい血糖値スパイクの症状と簡単にできる予防・対策!』
アロインとアロエエモジン
アロエはアラビア語で「苦い」という意味があるように、生のまま食べると強い苦みがあります。
効能
この苦味成分でもあるアロインは、胃や腸の働きを活発にする成分で、同じくアロエに含まれているアロエエモジンとともに胃の健康を保ち、胃もたれや消化不良を防いでくれます。
私も胃の調子が悪いとき、家で育てているキダチアロエを食べますが、一週間くらいで効果を感じます。
多めに食べてお腹が痛くなり、下痢をした体験もありますので、摂取には注意しましょう。
※妊娠中の方が摂取する場合は専門医に相談してからにしましょう。
アロエは食用としても人気がありますが、もし家庭で栽培しているものを食べる際は、苦味成分が含まれている皮を取り除き、さらに苦みの少ない根元側を食べると食べやすくなります。
アロエの副作用
アロエは胃や腸の働きを活発にすることで、排便をサポートする働きがありますが、摂りすぎると腹痛や下痢などの症状がでることもあります。
美容のためにアロエを肌に塗りたいと思われている方は、腫れたり赤くかぶれたりしないか“パッチテスト”をして異常のないことを確認してからにしましょう。
アロエの注意点
アロエを常用していると腸が黒くなることがあります。
この症状を大腸メラノーシス(大腸黒皮症)といいます。
アロエやセンナなど腸を刺激し、穏やかに排便を促す作用(緩下作用)のある植物を長期的に摂りつづけることで、メラニン色素が腸粘膜に沈着して起こると考えられています。
私も過去に便秘のため「キャンドルブッシュ」を使用したお茶を飲んでいたことがあります。※キャンドルブッシュを含むお茶には、下剤成分であるセンノシド等が含まれています。
医師に相談したところ、キャンドルブッシュを含むお茶は、大腸メラノーシスになるので長期間の使用はしない方がいいと言われ、「酸化マグネシウム」をすすめられました。
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アロエとは
アロエは20mにもなる大型のもの(アロエ・バーベラエ)から、手のひらサイズのものまで300種類以上の様々な品種があるツルボラン科の植物です。
肉厚な葉には、約200種類もの有効成分が含まれているとされ、塗ってもよし、食べてもよし、と自然界の万能薬ともいわれています。
日本では主にキダチアロエ、アロエベラ、ケープアロエの3種類が有名です。
キダチアロエ
葉が細かくゼリー質は少なめのキダチアロエ。
寒さに強いため日本でも多く栽培されており、食用のほか民間薬としても利用されています。
※キダチアロエは、薬事法で全葉を使うことが認められています。
なので、アロインをはじめ有用成分の種類が多く、効用の幅も広くなります。
アロエベラ
海外で「アロエ」というと、このアロエベラのことを指します。
葉のゼリー質が多いためヨーグルトのほか、ドリンク剤などの健康食品から化粧品まで幅広く使われています。
※アロエベラは、薬事法の規制により、アロイン(表皮と葉肉の間にある苦味成分)を除去しないと食品や化粧品に使えません。
ケープアロエ
ドラッグストアなどで販売されているアロエ含有の医薬品の多くはこのケープアロエが使われています。
キダチアロエとアロエベラの2種類とは違い、主に医薬品の原料として用いられます。・
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まとめ
アロエを家庭で育てている方もいるかと思いますが、今でもその高い健康効果が評価され様々な商品に利用されています。
食材としても医薬品としても活躍しているアロエですが、常用される場合は、医師や薬剤師に一度相談されるといいですネ。
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